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グループ内のプロパティマネジメント業務の再編、強化を推進
株式会社エム・エフ・ビルマネジメントが
「三井不動産ビルマネジメント株式会社」に8月1日改称

平成15年7月24日 三井不動産株式会社、株式会社エム・エフ・ビルマネジメント

 三井不動産グループは、オフィスビルのマネジメントにおけるプロパティマネジメント業務(運営・管理)の更なる強化・拡大を図るため、グループ内における同業務の再編を実施いたします。同時に、8月1日付にて、「株式会社エム・エフ・ビルマネジメント」が、「三井不動産ビルマネジメント株式会社」に改称し、グループ内における同業務の中核会社として、「価値を生み出すビル運営のエキスパート」を目指して改めてスタートいたします。

 不動産投資市場においては、J-REIT市場が拡大し、また不動産証券化が進展しており、不動産の所有と経営(マネジメント)の分離が急速に進んでいます。そのような中で、建物統括管理や入居テナント対応などを不動産所有者から受託して行う同業務は、その重要性が一段と増してきております。内容に関しても、テナントとの契約内容が多彩になり、また証券化等による会計・資金管理が多様化するといった傾向が現れております。

 弊社グループにおいては、現在、同業務を三井不動産およびエム・エフ・ビルマネジメントの二社が並存して行っておりますが、弊社グループとして管理受託面積を拡大しつつ、同業務の強化を図っていくため、今般、グループ内での体制を再編し、同業務を三井不動産ビルマネジメント(エム・エフ・ビルマネジメント)に集約いたします。このような体制への移行は、各ビルごとに順次行っていく予定であり、移行完了時に、三井不動産ビルマネジメントは、運営・管理の業務規模が新規にグループ外から受託する物件を含めて、延床面積 約670万m2、棟数約600棟の国内トップクラスのプロパティマネジメント会社となる見通しです。

 一方で、三井不動産はアセットマネジメント業務(投資・損益管理等)、リーシング業務(テナント営業)に注力し、グループとして、運営力・営業力を発揮するバリューチェーンを形成し、顧客により一層充実したサービスを提供してまいります。

 弊社グループは、先般、関西・中京圏にてオフィスビルの管理を主力業務とする「株式会社いずみテック」を取得し、3大都市圏においてオフィスビルの管理業務を積極的に展開する体制を構築しました。さらに、今般行うグループ内でのプロパティマネジメント業務の再編は、オフィスビルのマネジメント業務の強化・拡大を目指すものです。
 これらは、弊社グループが長期経営計画「チャレンジプラン2008」の中で掲げている顧客志向の経営や効率性高いグループ経営の推進、マネジメント事業における顧客からの預かり資産の増大を具現化するための施策です。

以上

【三井不動産ビルマネジメント株式会社 概要】(03年3月期)

所在地 東京都港区西新橋2−38−5
設立 昭和57年8月4日
資本金 2億円
代表者 代表取締役社長 竹井 英久
従業員数 533名(03年3月時点)
事業内容

ビル経営に関わる業務全般

  • プロパティマネジメント業務
  • 管理業務
  • 工事業務
  • コンサルティング業務
売上 164億円
管理棟数 452棟
管理面積 約1,950千m2(延床面積)

【オフィスビルにおけるマネジメント業務の概要】