霞が関・虎ノ門エリアの最新鋭オフィスビル
「虎ノ門琴平タワー」 竣工
金刀比羅宮を保存しながら、その余剰容積を有効活用
平成16年11月25日 株式会社虎門琴平会館ビル、宗教法人金刀比羅宮、三井不動産株式会社
株式会社虎門琴平会館ビル(東京都港区、代表取締役:高見澤 一弘)、宗教法人金刀比羅宮(東京都港区、代表役員:高見澤 一弘)と三井不動産株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:岩沙 弘道)は、港区虎ノ門において、オフィスビル「虎ノ門琴平タワー」(地上26階・地下3階)の開発を共同で推進してまいりましたが、本日、竣工式を執り行いましたのでお知らせいたします。
なお、当ビルには、宗教法人金刀比羅宮(社務所など)の他、富士フイルムイメージング株式会社、三好内外国特許事務所などが入居し、満室にて稼働いたします。
また、当ビルのうち(株)虎門琴平会館ビルの所有持分は、日本ビルファンド投資法人が取得することが既に決定しています(11月30日取得予定)。
(株)虎門琴平会館ビルは、同地に「虎門琴平会館ビル」を建設(昭和40年竣工)し、以来、ビル賃貸事業を行ってまいりましたが、近年の急激なOA化に伴う設備対応や耐震性能の改善といった課題に対処することが必要になり、三井不動産と共同で建替えを実施しました。
三井不動産は、投資を行うとともに、事業スキームの策定、企画立案、許認可取得、建設管理といった総合企画業務、賃貸営業などを行うリーシング業務を受託し、事業全般にわたってマネジメントを行ってまいりました。また竣工後は、建物の運営・管理といったプロパティマネジメント業務、リーシング業務を行ってまいります。
当ビルは、開発手法として「総合設計制度」を利用するとともに、同一敷地内に存する東京都選定歴史的建造物である金刀比羅宮を保存し、その余剰容積を有効活用しています。
当ビル外装デザインは、隣接する金刀比羅宮との連続性を考慮して、縦線を強調したアルミカーテンウォールの採用により、和風建築の縦格子の印象をしのばせ、品格がありかつ繊細な印象を演出しております。また、外構は公開空地や緑地帯を設け、当ビル低層部の社務所、神楽殿といった金刀比羅宮の神社施設と一体感のある計画となっています。
当ビルは、非接触ICカードリーダーを貸室扉だけでなくエレベーター籠内にも装備した高度なセキュリティシステム、制振構造を採用した耐震性の高い構造計画、フレキシブルな間仕切りが可能なグリッドシステム天井、高度なIT関連設備など、最新鋭の設備を導入し、オフィスワーカーが安全、安心、快適に働くことが出来るオフィスビルです。また、夜間電力蓄熱システムや照度センサーによる自動調光システムの採用をはじめとした、環境・省エネ対策も実施しています。
以上
【計画概要】
建物名 | 虎ノ門琴平タワー |
---|---|
事業主 | 株式会社虎門琴平会館ビル、宗教法人金刀比羅宮、三井不動産株式会社 (事業比率は、(株)虎門琴平会館ビル 27.16%、宗教法人金刀比羅宮7.09% 三井不動産(株) 65.75%。ただし、(株)虎門琴平会館ビルの所有持分は、日本ビルファンド投資法人が取得予定。) |
所在地 | 東京都港区虎ノ門一丁目2番8号(住居表示) |
敷地面積 | 3,647.30m2 |
延床面積 | 29,710.96m2 |
主要用途 | 事務所、神社 |
構造 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上26階、地下3階、塔屋1階 |
建物高さ | 115.2m(最高高さ) |
駐車台数 | 76台 |
設計 | 株式会社日建設計 |
施工 | 大成・間・白石建設共同企業体 |
【事業主体3社の概要】
株式会社虎門琴平会館ビル | |
---|---|
所在地 | 東京都港区虎ノ門一丁目2番8 |
設立 | 昭和30年6月 |
資本金 | 4,000万円 |
代表者 | 代表取締役 高見澤 一弘 |
業務内容 | ビル賃貸事業 |
宗教法人金刀比羅宮 | |
---|---|
所在地 | 東京都港区虎ノ門一丁目2番7 |
設立 | 昭和28年11月 |
代表者 | 代表役員 高見澤 一弘 |
三井不動産株式会社 | |
---|---|
所在地 | 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 |
設立 | 昭和16年7月 |
資本金 | 1,344億円 |
代表者 | 代表取締役社長 岩沙 弘道 |
業務内容 | (1) ビルディング・ショッピングセンター等の賃貸事業 (2) 戸建住宅・マンション等の分譲事業 (3) 開発・運営管理等における不動産コンサルティング事業 他 |