ニュースリリース
2005

※ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

  • オフィスビル

心臓突然死の減少を目指し、
自動体外式除細動器をオフィスビルの標準装備として導入

平成17年3月28日 三井不動産株式会社

 三井不動産株式会社は、「ワーカーズ・ファースト 〜働く人にいちばんの場所であること〜」という理念を掲げて オフィスビル事業を展開しておりますが、その一環として、主要オフィスビルにおいて、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator 以下、「AED」)を標準装備することといたしました。

  AEDは、心室細動などによる「心臓突然死」を防ぐ有効な救命装置として、米国においては公共施設や民間施設で幅広く導入され、日本でもスポーツ施設、教育機関などの公共施設を中心に普及が始まっております。しかし、民間施設におけるAEDの普及は、航空会社によって空港や飛行機内などに設置されているものの、まだ緒についたばかりであり、賃貸オフィスビルに装備することは、数少ないケースです。
心室細動などによる心臓突然死は、発生から救命措置までの時間が救命率に大きく影響しています。AEDが設置されていない場合は、救急車が到着するまで救命措置が行えず、非常に致死率が高いのが現状です。

* 「心室細動」とは、心臓の心室が不規則に細かく震え、全身に血液を送るポンプ機能が失われる不整脈の一種。

* 「心臓突然死」とは、心臓病に起因する「予期していない突然の病死」のことで、急性症状が起こってから1時間以内の短時間で死亡することが多いため「瞬間死」とも言われます。この心臓突然死の大部分は、「心室細動」と呼ばれる重度の不整脈が直接の原因となっており、日本では年間約2〜3万人の死亡者が発生しているともいわれています。

* 自動体外式除細動器(AED)とは、「心室細動」の状態に陥った心臓に電気ショックを与え、心拍数を正常に戻す装置で、現状では、心室細動による心停止状態から蘇生させる唯一の手段です。この装置の使用はこれまでは医師や救急救命士だけに認められていましたが、2004年7月の厚生労働省の通知により、一般の人でも使用できるようになりました。

 当社は、オフィスビルの防災センターにAEDを設置いたします。万が一、オフィスワーカーに心室細動が発生した 場合、管理スタッフが駆けつけ、迅速に救命処置を行うことが可能になります。さらに導入にあたっては、防災センターの管理スタッフに対する救急救命訓練を強化すると同時に、より高い効果を目指して、入居テナント企業に対しても導入の啓蒙活動を行っていく予定です。

 当社は、今後オフィスビルだけでなく、主要な商業施設などにおいても、順次、AEDを導入していく予定です。

以上

<添付資料>
【AED機種説明】

 当社は、医療器具として薬事法上の承認を得ているAEDの中から、設置場所や性能等を勘案して、機種を選定していますが、今回は、日本メドトロニック(株)が輸入販売元となっている「ライフパック500バイフェージック」(医療用具承認番号: 21500BZY00301000)を導入いたします。

  このAEDは心電図を内蔵しており、心室細動状態か否かを自動的に判断し、必要な場合にのみ、電気ショックを与える機器です。操作方法は、電極パッドを胸に貼り付け、AEDから発せられる音声ガイダンスに従って、電気ショックボタンを押すだけという非常にシンプルなもので、専門知識を有しない一般の方でも使用が可能であります。

 ただし、導入機種については、建物用途や設置場所や費用等諸般の事情により、変更することがあります。


現在、医療器具として薬事法上の承認を得ているAED

 

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