平成17年7月22日 三井不動産株式会社

三井不動産とコナミスポーツ
フィットネスクラブを対象としたファンド組成に関し提携
「三井ジェムストーンファンドIII・コナミスポーツクラブファンド」組成決定

 三井不動産株式会社は、フィットネスクラブを運用資産とした私募型不動産ファンド「三井ジェムストーンファンドIII・コナミスポーツクラブファンド」(平成18年2月運用開始予定)の組成に関し、コナミスポーツ株式会社と提携いたしましたので、お知らせいたします。

 当ファンドは、コナミスポーツクラブをテナントとする資産を運用する、安定的なインカムゲインを目指すファンドです。すでに50mプールや温浴施設を備えた西日本最大規模の「コナミスポーツクラブ本店西宮」(平成18年2月開業予定)が運用資産に決定していますが、今後、両社の提携により、証券化スキームを用いた施設用地の取得および施設開発事業に積極的に取り組み、3年程度で資産規模300億円を目指してまいります。

 当社は、これまで様々な不動産ファンドの組成・運用を行ってまいりましたが、当ファンドにおいても、ファンドスキームの策定、フィットネスクラブに相応しい物件の情報収集をはじめ評価・選定・開発、ファンドの運用・管理を行ってまいります。

 コナミスポーツは、ここ最近の健康意識の高まりを受け拡大基調にあるフィットネス市場において、売上高・施設数・会員数ともに業界トップクラスであり、その卓越したオペレーション力を、当ファンドにおいても発揮いたします。

 当社は、私募型不動産ファンド「三井ジェムストーンファンド」シリーズを組成・運用しており、当ファンドはその第3弾となります。「ジェムストーン」とは「宝石の原石」という意味で、最有効活用されていない不動産を様々なノウハウを活用して優良な収益不動産(宝石)に仕立てあげるというものです。

 当社はこの「三井ジェムストーンファンド」シリーズのほか、不動産投資信託(J-REIT)「日本ビルファンド投資法人」の設立や、高齢者向け住宅により構成された「ホスピタリティ・レジデンスファンド」等、様々な不動産ファンドの組成・運用を行い、不動産ファンドビジネスを積極的に展開してまいりました。今後も多様な不動産を運用対象とした不動産ファンドを組成して、不動産と金融資本市場が結びついた市場においてビジネスの領域を拡大し、不動産の所有者、利用者、そして投資家など、様々な顧客ニーズに応えてまいります。

以上

<添付資料1>
【ファンド概要】

ファンド名称 三井ジェムストーンファンドIII・コナミスポーツクラブファンド
投資形態 匿名組合出資による不動産投資ファンド(添付資料4参照)
投資対象 コナミスポーツの運営するスポーツクラブ施設
ファンド総資産額 運用開始時 約60億円
(3年以内を目途に約300億円程度まで拡大する予定)
エクイティ出資 機関投資家を予定
運用期間 5年
ファンドの組成 三井不動産株式会社
運用・管理 三井不動産株式会社
運営事業者 コナミスポーツ株式会社

<添付資料2>
【コナミスポーツ株式会社 会社概要】

商号 コナミスポーツ株式会社
設立 1973年3月14日
本社所在地 東京都品川区東品川4-10-1
事業内容 フィットネスクラブ、スイミングスクール等の運営及び関連事業
資本金 50億4,095万円
社員数 連結 1,378名(2005年3月31日現在)
関連会社 株式会社セルフフィットネスクラブ(子会社)
株式会社ザ・クラブ・アット・エビスガーデン(子会社)

<添付資料3>
【「コナミスポーツクラブ本店西宮」の概要(予定)】

名称 コナミスポーツクラブ本店西宮
所在 兵庫県西宮市両度町、高松町
敷地面積 7,311.27m2(2,211.65坪)
規模 鉄骨造5階建
延床面積 21,315.24m2(6,447.86坪)
運営事業者 コナミスポーツ株式会社

<添付資料4>
【ファンドスキーム図】

三井ジェムストーンファンドIII・コナミスポーツクラブファンド スキーム図[PDF:19KB]