保存と開発を両立した、日本橋地区の都市再生に資する事業
『日本橋三井タワー』竣工
日本橋の情報発信拠点「(仮称)越後屋ステーション」も今秋(10月初旬)オープン
平成17年7月29日 三井不動産株式会社、株式会社千疋屋総本店
三井不動産株式会社は、中央区日本橋室町二丁目の三井本館街区(面積約1.4ha)において、株式会社千疋屋総本店と「日本橋三井タワー」(地上39階・地下4階)の開発を共同で推進してまいりましたが、本日、竣工いたしましたのでお知らせいたします。
日本橋地区は、これまで街の活性化に向け様々な取り組みが行われてまいりましたが、当ビルの竣工により、これまで街になかった機能が加わり、一段と活性化が進み、魅力的な街へと進化してまいります。
当開発は、歴史・伝統豊かな日本橋地区において、「歴史的建築物の保存と開発との両立」を目指した東京都創設の「重要文化財特別型特定街区制度」第1号の適用を受け、重要文化財である隣接の三井本館を保存しながら超高層複合ビルを建設したものです。一連の取り組みに対し、当社および株式会社日本設計は、社団法人日本建築学会から「日本建築学会賞(業績)」を受賞いたしました。
当ビル30階から38階の高層階には、日本初進出となるラグジュアリーホテル「マンダリン オリエンタル東京」が入居し、本年12月2日にオープンする予定です。また、5階から28階までのオフィスフロアには、東レ株式会社、中外製薬株式会社、株式会社QUICK、電気化学工業株式会社、三機工業株式会社などが入居し、満室にて竣工いたしました。また低層階の店舗については、9月1日の千疋屋総本店のオープンを皮切りに、順次オープンする予定です(詳細は添付資料5をご覧ください)。
当ビル1階には、4層吹き抜けのアトリウムを設け、三井本館の列柱を模した高さ24.5mのガラスのアートや白御影石の彫刻を設置いたしました。このアトリウムは、隣接する三井本館7階に開館する「三井記念美術館」のエントランスにもなっており、地元の方々やオフィスワーカー、来訪者などの憩いの場となることを期待しております。さらに、日本橋地区の活性化に資するイベント等の開催も随時行ってまいります。
また、今般、日本橋地区におけるプロモーション拠点として、「(仮称)越後屋ステーション」を三井第三別館1階にオープンすることを決定しました。当施設は、これまで千疋屋総本店が仮設店舗として利用していた区画で、外装を江戸時代の「越後屋」風に設え、FMラジオ(エフエム東京)のサテライトスタジオや、日本橋の老舗の商品を扱うイベント屋台、街のインフォメーション機能となる「コンシェルジェ」を設置するなど、様々な情報発信の拠点となり、あらためて日本橋の魅力に触れていただく場にしてまいります。開催期間は10月初旬から来年の3月末までを予定しています。
新たな機能が充実する三井本館街区は、11月24日にグランドオープンセレモニーを行います。今後も、地元・行政・企業による日本橋活性化に向けた取り組みは継続され、日本橋はさらに魅力のある街へと発展していきます。
以上
日本橋三井タワー オフィシャルサイト http://www.mitsuitower.jp/
<添付資料1>
【位置図】
<添付資料2>
【物件概要】
日本橋三井タワー
所在地 | 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 他 |
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敷地面積 | 14,375m2(三井本館街区全体) |
階数・高さ | 地上39階建、地下4階、約195m |
構造 | 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート) |
容積対象床面積 | 118,543m2 |
延床面積 | 133,727m2 |
駐車場台数 | 356台(三井本館、三井二号館を含む) |
設計 | シーザー ペリ アンド アソシエーツ ジャパン 株式会社 (デザインアーキテクト) |
設計・監理 | 株式会社 日本設計 |
施工 | 鹿島・清水・三井住友・錢高・東レ・佐藤 共同企業体 |
スケジュール | 平成14年 5月 解体着手 平成14年10月 起工式 平成16年 9月 上棟式 平成17年 7月 竣工 平成17年 9月 千疋屋総本店開店 平成17年10月 三井記念美術館開館 平成17年12月 マンダリン オリエンタル 東京 オープン |
<添付資料3>
【外観写真】
<添付資料4>
【アトリウム写真】
<添付資料5>
【店舗一覧】
<添付資料6>
【「(仮称)越後屋ステーション」イメージパース】
・所在地 | 中央区日本橋室町2-2-1 三井第三別館1階 |
・面積 | 約320m2 |
・開催期間 | 平成17年10月初旬から平成18年3月末まで |
・位置図 | 添付資料1参照 |
イメージパース