全国共済農業協同組合連合会、明治安田生命保険相互会社、積水ハウス株式会社、富国生命保険相互会社、大同生命保険株式会社、三井不動産株式会社のコンソーシアムは、本日、東京で一番の高さとなる「東京ミッドタウン（http://www.tokyo-midtown.com/）」の上棟式を挙行いたしました。
　あわせて商業施設は、｢都心の上質な日常｣を提供する施設とし、また、アジア・ヨーロッパ・アメリカの大学も参加する、デザインに関する交流拠点｢(仮称)東京ミッドタウン デザインハブ｣を創設いたします。

　当プロジェクトは、「ダイバーシティ オン ザ グリーン」を開発コンセプトに掲げて、広大な緑地を舞台にオフィス、商業施設、賃貸住宅、ホテル、デザイン関連施設などの、複合機能の融合による価値創造を行っています。人々の交流拠点となって新たな価値が創造され、世界に向けて最先端情報を発信する舞台となることを目指しています。

　緑豊かで、開放感溢れる当商業施設のコンセプトは「ライフスタイル　ミュージアム」です。当プロジェクト周辺地域の居住者・勤務者などをはじめとした、感性豊かで独自のライフスタイルを確立している方々に、｢都心の上質な日常｣をお楽しみいただき、繰返しご利用いただく施設といたします。また、このような方々に、自らの感性を磨いて、自らを演出していただく場となることを目指します。

　当商業施設を構成するカテゴリー、テーマおよび核テナントは以下のとおりです。

　また、成熟期を迎え、生産型社会から創造型社会に転換が進む日本において、「デザイン」が国際競争力の源泉になるという認識のもと、当プロジェクトの開発テーマの一つとしました。既に発表している「サントリー美術館」、「21_21DESIGN SIGHT」に加えて、ミッドタウン・タワー5階にデザイン交流の新しい拠点｢(仮称)東京ミッドタウン デザインハブ｣を創設します。当拠点には「社団法人日本グラフィックデザイナー協会」の移転、「九州大学芸術工学 デザイン戦略拠点（仮称）」の設置に加え、｢財団法人日本産業デザイン振興会｣が中心になり、世界5カ国の大学(＊)と日本の産業やデザイナーを結びつける「インター・ナショナル・デザイン・リエゾン・センター」をオープンさせます。セミナー・シンポジウム等を開催するほか、これらの大学の日本における窓口にもなります。

　今後、付加価値創造のため、デザインへのニーズが高まることが予想される中、「重要な経営課題としてデザインを位置づけること」｢デザイナーがビジネスの視点を身につけること｣「国際的に活躍できる人材を育成すること」が重要と考えます。今般参加が決定した教育機関等により、デザインに関する組織的・体系的な人材育成が図られ、また、その他の「デザイン関連施設」などと連携した産・学協同プロジェクトも計画されています。｢東京ミッドタウン｣がデザインに関する一大情報発信拠点となって、才能を輩出する場になることを期待しています。

　昨年より「東京ミッドタウン」のブランドマークを公募し、世界45カ国、9歳から80歳の方まで総数7,893作品のご応募をいただきました。日本グラフィックデザイナー協会副会長、青葉益輝氏を委員長とした審査の結果、｢ミッドタウン｣の「M」をモチーフにしたグラフィックデザイナー原野敦史さんの作品に決定いたしました。同作品は、「無限の可能性を秘めた街」などを象徴するとともに、｢東京の中心｣という思いも込められており、まさに｢東京ミッドタウン｣のコンセプトに合致します。また、普遍的な造形は、多様なデザイン展開に優れていると考えています。

　「東京ミッドタウン」は、来春グランドオープンいたします。オープン後は、2004年に設立した「東京ミッドタウンマネジメント株式会社」がマネジメントを行います。今後、複合機能の融合を実現するため、当プロジェクトに出店、開業、入居するすべての関係者と、また、タウンマネジメントの観点から周辺地域の方々と、本格的な協議を行ってまいります。

以上

【全体概要】

【位置図】

【敷地配置図】

【外観パース】

【眺望図】

南西方向

東南方向

【商業施設の概要、出店店舗概要(一部)、パース】

店舗面積    約22,800m²
店舗数        約140店舗（予定）

出店店舗概要(一部)

商業施設パース

商業施設の中心「ガレリア」

「ガレリア」エントランス

【「（仮称）東京ミッドタウン デザインハブ」の参加団体概要】

　財団法人　日本産業デザイン振興会/JIDPO　http://www.jidpo.or.jp/about/index.html
　通商産業省のデザイン審議会の答申をうけて、1969年（昭和44年）に設立された「日本唯一の総合的デザイン振興機関」。創立以来、行政機関や業界団体そしてデザイナーなどの協力を得つつ、二度にわたる「デザインイヤー」運動の展開をはじめ「グッドデザイン賞（Gマーク）」や季刊「デザインニュース」の発刊などのプロモーション活動を継続的に展開している。

　社団法人　日本グラフィックデザイナー協会/JAGDA（ジャグダ）　http://www.jagda.org/
　日本で唯一のグラフィックデザイナーの全国組織として1978年に設立。1984年に通商産業省（現・経済産業省）所管の社団法人となり、現在、日本全国および海外に約2,300名の会員を擁している。グラフィックデザインに関する知識と経験の交流・活用を通してグラフィックデザインの向上を推進するとともに、生活文化の向上と産業の発展に寄与することを目指している。

　九州大学芸術工学 デザイン戦略拠点(仮称)　 http://www.design.kyushu-u.ac.jp/
九州大学のユニバシティー・アイデンティティ（UI）の確立に向けて、芸術工学研究院等が核となり、首都圏において、先端的かつ高次のデザインをテーマに戦略的なプログラムに基づく広報及び交流活動を行う。38年にわたり培われ、集積された芸術工学、デザインに関するナレッジと高いスキルをベースに、以下の独自性の高いテーマに基づいた活動を行う。
1)デザインストラテジー　2)デザインサイエンス　3)スペースアーキテクチャー
4)コンテンツデザイン　　5)アコースティックデザイン

インター・ナショナル・デザイン・リエゾン・センター
構成する大学の概要

【ブランドマーク、デザイナーの略歴】

　「M」をモチーフに「新しい世界への入り口」「明るい未来に続いていく街」「無限の可能性を秘めた街」を象徴しています。立体感や広い空間を表し、中心に向かって続いていく造形は街の施設の奥行きや無限の可能性を感じさせ、中央の｢M｣の空間は、東京の中心であるという思いが込められています。また、シンプルで普遍的な造形は、国際スタンダードであり、日本の伝統を表現する新しいカタチとして多様なデザイン展開に優れた、潜在能力の高いシンボルマークです。

審査委員

デザイナー略歴

【「東京ミッドタウンマネジメント株式会社」概要】