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〜環境省が推進するエコ・アクション・ポイント事業のモデル事業〜
「環境・健康・創造・交流の街」をコンセプトとした柏の葉キャンパスエリア
一般家庭を対象にCO2排出状況のモニタリングを今秋より実施

平成20年8月1日 三井不動産株式会社、三井不動産レジデンシャル株式会社

 三井不動産グループは、つくばエクスプレス・柏の葉キャンパスにおいて、パークシティ柏の葉キャンパス一番街約100世帯を対象に、今秋より平成22年3月までの約1年半の期間、二酸化炭素(CO2)排出状況のモニタリングを実施いたします(*1)。

 柏の葉キャンパスでは、柏の葉国際キャンパスタウン構想のもと、「環境・健康・創造・交流の街」を街づくりのコンセプトに、公民学が連携し、様々な取り組みが行われています。本取り組みも、環境共生型の都市形成を目指す当エリアの街づくりのコンセプトの具現化のひとつです。

 モニタリングにあたっては、日本マニュファクチャリングサービス株式会社、コスモライフ株式会社とともに、電気・ガスなどのエネルギー消費量やCO2排出量等を表示し、省エネルギー行動を促進する(*2)家庭用ナビゲーションシステムを開発いたしました。

 モニタリング結果については、東京大学大学院新領域創成科学研究科 吉田研究室および千葉大学環境健康フィールド科学センター 大山准教授の協力のもと、家族構成や居住条件など様々な視点から分析を行います。

 なお、本取り組みは、「柏の葉・CO2削減見える化プロジェクト」として、環境省が推進するエコ・アクション・ポイント事業(*3)のモデル事業に選ばれています。モニタリング終了時には、省エネ家電等を購入する際に使用可能な“エコ・アクション・ポイント”をCO2排出量に応じて各家庭に付与します。

<ナビゲーションシステムの主な特徴>

  • ガス・電気・水道の10分毎の消費量を家庭内に設置したモニターに表示。
    1日または1ケ月間の総消費量を表示することも可能。
  • 専用サーバーにアクセスすることで、パソコン画面上で、各エネルギーの消費状況や料金、CO2排出状況を確認することが可能。
  • モニタリング参加世帯中のCO2排出量ランキングもパソコン画面で確認可能。

ナビゲーションシステム モニター イメージ

パソコン画面 エネルギー消費グラフ 表示イメージ

 三井不動産グループは、柏の葉キャンパスエリアにおいて、一昨年11月開業の大型商業施設「ららぽーと柏の葉」や分譲マンション「パークシティ柏の葉キャンパス一番街」に加え、商業施設や分譲・賃貸マンション、ホテル等の開発を現在推進中です。今後も、柏の葉キャンパスエリアの活性化に貢献できるよう努めてまいります。

*1 モニタリングは、生活協同組合東京マイコープ、特定非営利法人カーボンシンク、財団法人ひょうご環境創造協会の協力のもと、東京・滋賀・兵庫などの一般家庭約100世帯においても併行して実施します。

*2 電気・ガスなどのエネルギー消費状況を可視化することにより、5%から15%の省エネルギー効果があると言われています(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構の実証実験による)。

*3 環境省は、各家庭の省エネルギー行動を促進・誘発するため、省エネ行動等温室効果ガス削減に資する行動に対して、様々な商品やサービス等と交換可能なポイント(エコ・アクション・ポイント)を付与する「エコ・アクション・ポイント事業」を推進しています。柏の葉・CO2削減見える化プロジェクトでは、株式会社ジェーシービーと連携し、パークシティ柏の葉キャンパス一番街のご入居者にエコ・アクション・ポイントを付与します。

以上

【パークシティ柏の葉キャンパス一番街物件概要】

所在地 千葉県柏市若柴173番地8柏の葉キャンパス151街区
交通 つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅下車徒歩1分
事業者 三井不動産レジデンシャル株式会社
敷地面積 28,982.70m2(約8,767.26坪)
構造規模 鉄筋コンクリート造
A棟地上35階建 265戸
B棟地上18階建 100戸
C棟地上34階建 258戸
D棟地上18階建 105戸
E棟地上32階建 249戸
延床面積 144,340.80m2(43,663.09坪)
総戸数 977戸
専有面積 65.18m2〜132.00m2
スケジュール 着工
竣工・入居

平成18年5月
A・B棟 平成20年3月  C棟 平成20年10月(予定)
D・E棟 平成21年3月(予定)


完成予想パース