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広さ約2坪の小スペースで安心・安全な無農薬野菜を連続的に生産・販売
植物工場「みらい畑」を商業施設「ららぽーと柏の葉」に設置
「レタス類・ハーブ類栽培」の実証実験を約3カ月間実施

平成21年10月9日 株式会社みらい、三協フロンテア株式会社、三井不動産株式会社
国立大学法人千葉大学

 株式会社みらい、三協フロンテア株式会社、三井不動産株式会社の3社は、つくばエクスプレス・柏の葉キャンパス駅前の商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉」において、千葉大学の監修のもと、広さ約2坪の小型植物工場「みらい畑」を設置し、今年12月末までの約3ヵ月間(予定)、レタス類・ハーブ類栽培の実証実験を行います。

 千葉大学では、経済産業省の支援を受けて、「植物工場研究センター事業」に取り組むことが先般決定しており、柏の葉キャンパスエリアにおいても、日本を代表する植物工場の最先端研究拠点の整備が進められています。

 株式会社みらいは、柏の葉キャンパスエリアの研究拠点整備への事業参画を予定しており、千葉大学内の施設整備に先駆けて、ららぽーと柏の葉において実証実験を行うことといたしました。「みらい畑」では、広く一般の方に植物工場の有用性をご理解いただくため、生産された野菜の試食や収穫体験会のほか、一般販売も行う予定にしています。

<「みらい畑」の主な特徴>

安心・安全

  • 高気密な閉鎖型施設内で、人工光源のみを利用して、農薬を使用せずに水耕栽培を行う。土や虫を洗い流さずに食べられる。

高品質

  • 芯などの食べられない部分を除いたレタスの可食部割合は約97〜98%(想定)。
    *通常のレタスの可食部割合は約40〜70%と言われている。

省エネ

  • 光源には赤色・青色LEDを使用することで、従来型の蛍光灯のみを使用する場合と比較し、消費電力を30%、運用コストを80%に抑制することが可能(想定)。

食料の安定供給・地産地消

  • 生育に必要な温度・光・水・養分などをコンピューター管理し、気候変動に左右されず、連続的に生産。
  • フードマイレージ(食料の輸送距離)ゼロ、生産したその場で食べられる地産地消。

【ららぽーと柏の葉に設置された植物工場「みらい畑」】

【「みらい畑」の施設概要】

    
外寸法 3.40m(幅)×2.00m(奥行)×2.35m(高さ)
光源 育苗には蛍光灯、生育には赤色・青色LEDを使用(完全人工光型)
栽培品目 レタス類(レタス・グリーンレタス・サンチュ)
ハーブ類(バジル・からし水菜・クレソン)
生産量 500〜600株/月(予定)

 株式会社みらいは、植物工場専門会社のパイオニアとして数多くの植物工場のハードおよびソフトの技術開発をしてまいりました。植物工場の実績として、民間企業へのシステム導入のほか、店舗と植物工場とを一体化させた事業モデルを自社で展開、南極の昭和基地でも本技術が正式採用されています。遠隔でのコンサルティングを可能とする技術力を背景に、今後、都市部や商業施設において、採算性のある小型植物工場を展開してまいります。

 三協フロンテア株式会社は、目的や用途に応じて柔軟に変化させることで、最適な「機能的空間」を創りだすユニットハウスメーカーです。その用途は、企業の事務所や店舗、イベント施設、応急仮設住宅など幅広く利用されています。ユニットハウスは、容易に移設ができる“モバイル”という機能で、必要な場所に、必要な空間を素早くご提供することが可能です。環境にやさしい“動かせる建築”で、資源循環型社会の実現を目指します。

 三井不動産グループは、「都市に豊かさと潤いを」というグループステートメントのもと、各プロジェクトへの取り組みを通じて、魅力ある街づくりや住まいづくりを行っています。「環境・健康・創造・交流の街」をコンセプトとした柏の葉キャンパスエリアにおいては、商業施設や分譲・賃貸マンション、ホテル等の開発を推進しています。また、農業や環境をテーマとした地域住民のクラブ活動をサポートするなど、今後も、行政や大学・地元関係者と連携しながら、ハード・ソフト両面から街づくりを行ってまいります。

お問い合わせ先

「みらい畑」全般に関するお問い合わせ先
株式会社みらい 総務部 TEL:047-316-0432

「みらい畑」設備関連に関するお問い合わせ先
三協フロンテア株式会社 プロモーショングループ TEL:04-7133-3933

「ららぽーと柏の葉」ほか開発プロジェクトに関するお問い合わせ先
三井不動産株式会社 広報部 TEL:03-3246-3155

以上