千代田区丸の内一丁目 旧「JFEビルディング」建て替え計画
「三井住友銀行本店ビルディング」竣工
〜当社オフィスビルでは初採用の「光ダクト」などによる環境対応〜
平成22年7月1日 三井不動産株式会社
三井不動産株式会社が、千代田区丸の内一丁目において推進してきたオフィスビル開発計画 「三井住友銀行本店ビルディング」が、本日竣工いたしましたのでお知らせいたします。
本物件は、平成18年12月に発表した旧「JFEビルディング」の建て替え計画です。
本物件は、当社にとって丸の内地区における3棟目のオフィスビルであり、全館を株式会社三井住友銀行が本店として利用することが決定しています。
当社は、今後も「ワーカーズ・ファースト〜働く人に一番の場所であること」の理念に基づき、オフィスビル事業の推進を通して、豊かな社会の実現に寄与してまいります。
<三井住友銀行本店ビルディングの特徴>
- 東京メトロ「大手町」駅直結、ビジネスの拠点として優れたロケーション
- 省エネルギー効果とデザイン性を融合させた外装
- 最新設備の導入、約650坪の無柱スペースなど、快適な執務環境
- 当社初採用の「光ダクト」に加え、室内照明の人感センサー制御などの環境対策により、CO2排出量は東京都のテナントビルの平均より想定で30%減
三井住友銀行本店ビルディング 外観
- 東京メトロ「大手町」駅直結、ビジネスの拠点として優れたロケーション
本計画地は、東京メトロ「大手町」駅直結、永代通りと日比谷通りの交わる大手町交差点に面しており、ビジネスの拠点として抜群のロケーションです。 -
省エネルギー効果とデザイン性を融合させた外装
外装デザインは、重厚感のある割肌の天然石と、現代的でシャープなイメージをもつガラス・金属の素材を組み合わせることにより、風格と先進性を表現しました。さらに、方位と日射の関係を計算して配置した垂直柱と水平ルーバーは、室内への直射日光の進入を緩和し、空調負荷の低減に寄与するなど「デザインと機能の融合」を意識しました。
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最新設備の導入、約650坪の無柱スペースなど、快適な執務環境
オフィスフロアは耐震・セキュリティ・情報化対応において最新の設備を導入。また天井高2.8m、約650坪の無柱スペースとするなど、オフィスワーカーに安全で快適な執務環境を提供します。
エントランス
オフィス内部 -
当社初採用の「光ダクト」に加え、室内照明の人感センサー制御など環境設備を導入
当社のオフィスビルでは初めての採用となる「光ダクト(※1)」をはじめ、太陽光発電・室内照明の人感センサー制御・屋上緑化など、環境に配慮した設備・設計を導入しており、CO2排出量は東京都のテナントビルの平均(※2)より想定で30%減となります。
屋上緑化
太陽光発電
「光ダクト」とは、アルミ材高反射パネルによって構成されるダクトで、自然光を反射させることにより、窓のない室内にまで自然光を取り込みます。
本物件では、屋上から13階までのダクト内部に高反射パネルを設置し、自然光を22、21、14、13階のエレベーターのホールに取り入れています。
※2 東京都のテナントビルのCO2排出量平均
(社)東京ビルヂング協会調べ
平均106.9kg/m2・年(平成17年度、159件のテナントビルの平均)
<環境配慮設備 〜4つのテーマから環境対策を実施>
※『 』(アンド・アース)は、三井不動産グループのロゴである「(アンド)マーク」に象徴される「共生・共存」という理念のもと、当社グループの活動が常に地球と共にあることを表現しています。当社グループは、グループ一体となって、豊かで幸福な未来へと繋がる新しい街を、お客様とともに創りだしてまいります。
以上
【1.位置図】
2.物件概要
所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 |
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事業主 | 三井不動産株式会社 |
敷地面積 | 5,430.03m2 (1,642.58坪) |
延床面積 | 80,047.25m2(24,214.29坪) |
用途 | 事務所・店舗・ホール |
構造 | 鉄骨造(地下:鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造) |
階数 | 地下4階・地上23階・塔屋2階 |
最高高さ | 117.1m |
駐車台数 | 173台 |
設計監理 | 株式会社日建設計 |
施工会社 | (仮称)丸の内一丁目計画建設共同企業体 (鹿島建設株式会社、三井住友建設株式会社、株式会社熊谷組) |
スケジュール | 平成20年1月 着工、平成22年7月 竣工 |