札幌のビジネス・商業の中心地「北2条西4丁目」に
オフィス・商業からなる複合施設
「(仮称)札幌三井JPビルディング」着工
平成24年4月20日
三井不動産株式会社、郵便局株式会社
三井不動産株式会社と郵便局株式会社は、札幌市中央区北2条西4丁目に、オフィス・商業からなる複合施設「(仮称)札幌三井JPビルディング」を今月23日に着工することとなりましたので、お知らせいたします。
なお、建物竣工は2014年8月、商業施設のオープンは2014年9月を予定しています。
「(仮称)札幌三井JPビルディング」の特徴
- 札幌のビジネスストリートであり商業ゾーンとしても賑わう「札幌駅前通」と、「赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)」を起点に銀杏並木が続く「北3条通」の交差点に立地。昨年3月に開通した「札幌駅前通地下歩行空間」とも直結。
- 地上20階・地下3階建、高さ約100m、延床面積約68,000m2、オフィス・商業からなる複合施設。
- 「北3条通」の計画地北側部分を、憩いと賑わいの空間「(仮称)北3条広場」として新たに整備。(本建物と同時に完成)
- 商業施設は、地下1階〜地上4階の5フロアに店舗面積約2,500坪・約30店舗の構成。「赤れんが庁舎」の景観、「(仮称)北3条広場」の豊かなオープンスペースなど、周辺環境を活かした商業空間を目指し、物販・飲食店などを幅広く誘致。また「札幌駅前通地下歩行空間」の人の往来を引き込み、周辺施設と一体となった街の新たな賑わい創りに貢献。
- オフィスは、1フロア約560坪の基準階面積に加えて、天井高2.8mを確保した開放的な空間。また災害時のBCP対応として72時間対応の非常用発電機を導入。
外観イメージパース
【計画概要】
- 地上20階・地下3階建、高さ約100m、延床面積約68,000m2、地下1階〜地上4階の商業および6階〜19階のオフィスからなる複合施設。
- 計画地は、JR「札幌」駅から「大通」駅をつなぐ商業ゾーンとして賑わう「札幌駅前通」と、札幌の観光名所「赤れんが庁舎(国指定重要文化財:北海道庁旧本庁舎)」や銀杏並木(土木学会選奨土木遺産)など歴史情緒あふれる「北3条通」が交差する北2条西4丁目に立地。また札幌のビジネスエリアの中でも、主要企業が多数集積する地域に立地。
- 今年1月には、計画地を含む「札幌駅・大通駅周辺地域」の一部が、都市の国際競争力を強化する上で特に有効な地域として、都市再生特別措置法に基づく特定都市再生緊急整備地域に指定。
- JR「札幌」駅徒歩4分、地下鉄「さっぽろ」駅徒歩2分、地下鉄「大通」駅5分という恵まれた立地に加え、昨年3月に開通した「札幌駅前通地下歩行空間」を通れば天候に左右されずにダイレクトアクセス可能。
- 外装デザイナーには「モエレ沼公園ガラスのピラミッド」等の実績のあるアーキテクトシップの松岡拓公雄氏を起用。縦ラインを強調したデザインモチーフを高層から低層、「(仮称)北3条広場」まで展開し、全体の統一感を図る。
- 本建物5階には「(仮称)北3条広場」や「赤れんが庁舎」を望む展望テラスを設置。
建物断面図
【安心・安全・環境への取り組みについて】
- 構造については、砂礫層の強固な支持基盤の上に鋼板ダンパーを採用した制震構造。
- 災害時の安心・安全の取り組みとして、特別高圧3回線スポットネットワーク受電方式の採用や耐震性能最上級ランク(S09クラス)の非常用昇降機に加え、非常用発電機からの15VA/m2相当の電源供給やトイレ電源確保など、オフィステナントが業務継続に最低限必要な機能を72時間維持し、企業のBCP(事業継続計画)を強力に支援。
- 環境対策については、オフィス部分において日射を遮る高性能Low‐Eガラス採用や光センサーによる自動調光システムの導入、建物地下内には地域冷暖房(DHC)プラントを設置。また低層部屋上には緑化を計画。
【「(仮称)北3条広場」について】
- 「北3条通」のうち、「日本生命札幌ビル」と本建物の間を「(仮称)北3条広場」として新たに整備し、憩いと賑わいの空間を形成。(本建物と同時に完成)
- 「(仮称)北3条広場」に面した商業店舗の配置や、地下と地上の往来に配慮したスムーズなアプローチなど、地上部の新たな賑わい創りにも貢献。
建物低層部(広場側)イメージ
(仮称)北3条広場全景イメージ
地下歩行空間からのアプローチ
【商業施設について】
- 地下1階〜地上4階の5フロアに、店舗面積約2,500坪・約30店舗の構成。
- 「東京ミッドタウン」や「コレド室町」など都心型商業施設のノウハウを活かし、様々な生活シーンにて大人が心地よく過ごすことのできる空間を創出。テナントについては、オフィスワーカーから「地下歩行空間」を利用する札幌駅と大通エリアの回遊客まで、多目的に利用できる物販・飲食店などを誘致。
- 商業環境デザイナーには「東京ミッドタウン」「三井アウトレットパーク札幌北広島」等の実績があるスタジオタクシミズの清水卓氏を起用。「WARM+NATURE」をデザインコンセプトに詳細デザインを検討中。
【オフィスについて】
- 基準階フロアは、奥行き最大16.5m、1フロア基準階面積約560坪の広さ。天井高は2,800mmとし、3面開口により明るく開放的なオフィス空間を実現。
- コの字型の無柱大空間は自由なオフィスレイアウトが可能。また、小規模な利用ニーズにも対応できるようフロア分割は最小113m2(約34坪)から可能。
- 各種配線を床下で取り回せるフリーアクセスフロアを採用。また800kg/m2の荷重に耐えられるヘビーデューティーゾーンをコアゾーン周りに配置。
- オフィス扉には非接触型ICカードシステムを採用する一方、共用部の防犯カメラの設置や24時間有人管理とするなど万全のセキュリティ体制を構築。
- IT関連機器の増加に対応した容量標準60VA/m2(15VA/m2までオプションにて増設可能)のコンセントを装備。
以上
【(仮称)札幌三井JPビルディング 概要】
建物名 | (仮称)札幌三井JPビルディング |
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事業主 | 三井不動産株式会社 郵便局株式会社 |
所在地 | 北海道札幌市中央区北2条西4丁目 |
交通 | JR「札幌」駅徒歩4分、地下鉄南北線「さっぽろ」駅徒歩2分、 地下鉄東西線「大通」駅徒歩5分 |
敷地面積 | 約5,500m2 |
延床面積 | 約68,000m2 |
主要用途 (賃貸面積) | 事務所 (6階〜19階) 約25,200m2 商業 (地下1階〜4階) 約8,500m2 |
構造 | 鉄骨造 一部鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上20階 地下3階 |
建物高さ | 約100m |
駐車台数 | 約250台 |
設計 | 株式会社日本設計 鹿島建設株式会社 |
施工 | 鹿島建設株式会社 |
竣工 | 2014年8月予定 |
商業オープン | 2014年9月予定 |