「アジア・アントレプレナーシップ・アワード2013」 受賞者を発表
~ 優勝は日本のCONNEXX SYSTEMS株式会社 ~
平成25年6月3日
一般社団法人フューチャーデザインセンター
一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ
東京大学産学連携本部
千葉県
三井不動産株式会社
一般社団法人フューチャーデザインセンター、一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ、東京大学産学連携本部、千葉県、三井不動産株式会社は、アジア各国と連携した国際ビジネスコンテスト「アジア・アントレプレナーシップ・アワード2013」を、千葉県柏市・柏の葉キャンパス地域の「東葛テクノプラザ」をメイン会場として5月29日(水)~31日(金)の3日間にわたり開催しました。本アワードには会期中、アジア各地から集まった起業家、ベンチャー企業育成・支援者、投資家、起業を志す学生などを中心に、延べ約630人が参加しました。
本アワードは、ベンチャー企業のアジア・チャンピオンを目指してアジア12カ国・地域からノミネートされた技術系ベンチャー企業20社が英語によるビジネスプランのプレゼンテーションを行い、事業の革新性や経済的・社会的影響力、実行力を競い合う国際ビジネスコンテストです。
会期中は、アジアから集まった起業家が、ディスカッションや交流会で学び合い、人的ネットワークを広げるとともに、日本のベンチャー支援者によるメンタリングを受けてプレゼンテーションに磨きをかけ、最終日のセミファイナルに挑みました。20社から6社に絞られたファイナルは、大勢の聴衆が見つめる熱気に満ちた会場で行われ、厳正な審査の結果、以下の各賞が決定しました。
【「アジア・アントレプレナーシップ・アワード2013」受賞者】
優勝 | CONNEXX SYSTEMS株式会社 (日本) 代表者: 塚本 壽 (代表取締役) 蓄電池システムの製造 賞金300万円を獲得 *1 |
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第2位 | AyoxxA (シンガポール) 代表者: Andreas SCHMIDT (CEO) タンパク質解析技術の商品化 Gauss Lasers Technology Co., Ltd (中国) 代表者: Shian ZHOU (General Manager) 超短パルスファイバーレーザーの開発 TaraFresh (タイ) 代表者: Boonying BURANAWATTANACHOK (CEO) 浄水装置の開発/販売 第2位と第3位の賞金総額200万円の3等分金額を獲得 *1 *2 |
千葉県 知事賞 |
CONNEXX SYSTEMS株式会社 (日本) 代表者: 塚本 壽 (代表取締役) 蓄電池システムの製造 「東葛テクノプラザ *3」の3年間無料入居権を獲得 |
インテル賞 *4 |
CONNEXX SYSTEMS株式会社 (日本) 代表者: 塚本 壽 (代表取締役) 蓄電池システムの製造 「Intel Asia Pacific Challenge *5」への出場権を獲得 |
瑞安賞 *6 |
Rayark Inc. (台湾) 代表者: Shih Chun CHANG (Vice President, Marketing & Communication) ゲーム開発 上海でのビジネスサポートや「InnoSpace *7」の6カ月間無料使用権などを獲得 |
日本ニュー ビジネス 協議会 連合会 会長賞 |
Piktochart Sdn Bhd (マレーシア) 代表者: Ai Ching GOH (CEO) インフォグラフィック作成アプリケーションの提供 賞金30万円を獲得 |
- 副賞として本アワード協賛社である日本ヒューレット・パッカードよりノートパソコン2台が各社に授与されました。
- 本年度は第2位として同順で3社が選出されたため、第2位と第3位の賞金を3等分して受賞3社に授与されました。
- 「東葛テクノプラザ」は、千葉県柏市・柏の葉にある県立のベンチャー・インキュベーション施設です。
- 「インテル賞」は、日本からのエントリー企業のうち優秀チームに贈呈される賞です。
- 「Intel Asia Pacific Challenge」は、本アワード協賛社のインテル社が主催する起業家コンテストです。
- 「瑞安賞」は、ITまたはIT関連クリーンテクノロジー分野のエントリー企業のうち最優秀チームに贈呈される賞です。
- 「InnoSpace」は、上海の複合コミュニティ「創智天地(KIC)」に設置されたインキュベーション施設です。
本アワードは、日本が主導してアジアの起業マインドを盛り上げるとともに、新産業創造都市としての街づくりが進む柏の葉キャンパス地域を世界的なイノベーションの一大拠点にしていくことを目指して2012年度に創設した、国内唯一の本格的な国際ビジネスコンテストです。本年度は参加企業数を増やし、新たな賞を追加するなど、内容を拡充して実施しました。主催・共催各社は、本アワードの開催を通じて、起業家のみならず、ベンチャーを育成・支援する研究機関、民間企業、ベンチャーキャピタル、メンター、エンジェル(個人投資家)等を世界から集め、ベンチャー企業が連鎖的に生まれ育つ“エコシステム(生態系)”の構築を進めていきます。
【「アジア・アントレプレナーシップ・アワード2013」開催風景】
元オリンピック日本代表の為末 大 氏による講演
グローバルな人的ネットワーク構築も本アワードの主要目的
日本のベンチャー支援者によるメンタリング風景
熱気に満ちた会場で行われたファイナルの様子
優勝したCONNEXX SYSTEMS株式会社の表彰風景
各賞受賞者による集合写真