• 物流施設

千葉県市川市に大型のマルチテナント型物流施設
「GLP・MFLP市川塩浜」が竣工

平成26年1月27日
グローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社
三井不動産株式会社

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社(本社:東京都港区、以下 GLP)と三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、以下 三井不動産)は本日、両社が共同出資する特定目的会社が事業主体となり建設を進めていた千葉県の市川塩浜に立地する大型のマルチテナント型物流施設「GLP・MFLP市川塩浜」※1の竣工式を行いました。

竣工式には、楽天株式会社 常務執行役員 高橋理人氏、同社副物流事業長 (兼) 楽天物流株式会社 代表取締役社長 恵谷洋氏、設計・施工者である佐藤工業株式会社 代表取締役社長 山田秀之氏をはじめ関係者御一同、およびGLP代表取締役社長 帖佐義之、三井不動産 代表取締役社長 菰田正信らが参列し、神事が執り行われました。

「GLP・MFLP市川塩浜」は、延床面積約122,000m2、5階建ての大型のマルチテナント型物流施設で、2012年からGLPと三井不動産が共同開発プロジェクトとして進めてまいりました。同日行われた内覧会では、参加者に倉庫、トラックバース、オフィス、大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイ、カフェテリアや屋上シーサイドデッキ、免震ギャラリー等を公開し、物流業界で必要とされている高い機能性と効率性を備え、かつ職場の快適性にも配慮した先進的物流施設を紹介する機会となりました。

すでに楽天株式会社が1、2階合計約42,000m2の入居を決めており、楽天グループの関東地域における物流拠点のひとつとして利用される予定です。


「GLP・MFLP市川塩浜」 外観

※1「GLP」は「グローバル・ロジスティック・プロパティーズ」の略です。
     「MFLP」は「三井不動産ロジスティクスパーク」の略です。


事業主、参列者及び来賓による鏡割り

流通の変革と企業の物流拠点の分散化・集約化の動きに伴い、優良なロケーションにあり汎用性が高く高機能な大型物流施設へのニーズが高まっています。GLP及び三井不動産では、今後もサプライチェーンの効率化、事業コストの最適化など、お客様のニーズにお応えできる、高機能かつサステナブルな物流施設の開発・運営を積極的に進めてまいります。

以上

【補足資料】

■ 施設概要

施設名称 GLP・MFLP市川塩浜
所在地 千葉県市川市塩浜1丁目6番2、3
敷地面積 52,921.29m2
延床面積 121,966.50m2
構造 地上5階建て、プレキャストコンクリート造
着工 2012年12月
竣工 2014年1月24日
  • 施設所在地
    「GLP・MFLP市川塩浜」は、首都高湾岸線「千鳥町IC」に至近で、JR京葉線「市川塩浜」駅徒歩圏に位置し、東京都心部への交通アクセスが良い利便性に富んだロケーションであることから、周辺には物流施設が多数集積しています。また、2015年度には東京外郭環状道路「(仮称)高谷JCT」が新たに開通する予定であり、首都圏へのアクセスが飛躍的に向上することが見込まれます。
  • 施設の特徴
    「GLP・MFLP市川塩浜」は、52,921.29m2の敷地に地上5階建て、延床面積121,966.50m2の規模で新築されたマルチテナント型の物流施設です。各階に大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイ2基(上り・下り)を備え、合計180台のトラックバース、295台の乗用車駐車場を設置しており、ワンフロア面積約17,000m2という大規模な倉庫スペースを有した汎用性の高い物流施設として、お客様の作業効率を最大限にまで高める物流オペレーションの提案が可能です。ワンフロアを最大3分割、約5,000m2から利用可能なレイアウトとなっており、様々な規模のニーズに対応できます。
  • 災害時における事業継続性(BCP)の確保
    「GLP・MFLP市川塩浜」では、巨大地震等の大災害発生時においても物流施設としての機能を極力維持することにより、お客様の事業継続性を確保し、社会インフラである物流機能が災害時の復旧・復興でも重要な役割を担えるよう、次のような取り組みを計画しています。
    • 大地震でも建物の安全性を確保する免震構造の採用
    • 高潮、津波等の水害への対応として、バース床レベルや1階フロアレベルを高めに設定
    • 断水・停電時にもトイレの利用が可能となる、井水設備の採用
    • 停電時でも、防災センター、事務所エリアの照明、コンセントの利用が可能となるとともに、全館セキュリティー機能を確保するバックアップ電源設備の採用
  • 環境に配慮した施設(建物ライフサイクルCO2の削減)
    免震構造とプレキャストコンクリートを採用したことにより、建設工事の合理化と長寿命化(通常倉庫の耐用年数は50年、「GLP・MFLP市川塩浜」では100年)が可能となり、ライフサイクルCO2を約12%削減します。建築環境総合性能評価システム「CASBEE」のA認証を取得しています。

【会社概要】

グローバル・ロジスティック・プロパティーズについて
グローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド(GLP)は中国、日本、及びブラジルにおける先進的物流施設のリーディングプロバイダーです。中国、日本、及びブラジルの主要62都市で約2,240万平方メートルのポートフォリオを持ち、およそ700社に効率的な物流ネットワークを提供しています。GLPは世界の主要な製造、小売り、3PL会社のサプライチェーンの効率の改善を使命としており、国内消費がGLPへの需要の重要な要素となっています。なお、GLPはシンガポール証券取引所のメインボードに上場しています(株式コード: MC0.SI; Reuters ticker: GLPL.SI; Bloomberg ticker: GLP SP)。
グローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社について
グローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社は、GLPの日本法人で、日本の主要な物流拠点を網羅する都市で83物件の物流施設を運営しています。総延床面積は約420万平方メートルにのぼり、都市の生活や経済活動を支える重要なインフラとしての、高機能かつ環境にも配慮した物流施設を提供しています。
三井不動産株式会社について
三井不動産株式会社は、日本で初めての超高層ビルとなる「霞が関ビルディング」や「日本橋三井タワー」等のオフィスビル事業、リージョナル型ショッピングセンター「ららぽーと」やアウトレットモール「三井アウトレットパーク」などの商業施設事業、グループ会社において「パークホームズ」シリーズなどの住宅分譲事業などを展開しています。近年では、「東京ミッドタウン」や「柏の葉キャンパスシティ」などの大型複合開発を手掛け、街づくりを推進しています。
「GLP・MFLP市川塩浜」は、当社初の「先進的な賃貸物流施設」の開発事業となります。2012年4月1日付けで商業施設本部内に物流施設事業部(2013年4月1日付けでロジスティクス事業部に改称)を新設しました。三井不動産ロジスティクスパーク(略称「MFLP」)の名称で商業施設やオフィスビルの顧客基盤を活かした物流施設の開発を推進していきます。