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日英二ヵ国語対応
空きビルを利用したオフィス勤務者参加型防災訓練の実施

2015年3月10日
三井不動産株式会社

三井不動産株式会社は、日本橋再生計画のプロジェクトの一つである「(仮称)日本橋室町三丁目地区市街地再開発計画」の推進に伴い解体予定の空きビルを利用し、当社の運営管理するオフィスビルに勤務する外国人・日本人の方を対象とした参加型の防災訓練を実施いたしました。

本日は約40名が参加し、係員による日本語・英語での消防・防災設備の解説、ならびに参加者による粉末消火器放出訓練や、エレベーター閉じ込め体験・火災避難訓練(不可視・煙体験)を行いました。訓練は3月9日~3月11日の3日間にわたり6回開催、延べ約110名(内外国人の方約30名)の参加となります。なお、当社のオフィス勤務者を対象とした空きビルを活用しての防災訓練は当社初の試みです。

当社は昨年8月から、当社グループのオフィスビル運営管理スタッフ向けに、空きビルを利用した同内容の防災訓練を合計20回以上に渡って継続的に実施し、約600名が参加しており、有事の際の実践力強化に努めてまいりました。今後も、当社オフィスビルに勤務する方々と防災意識を共有し連携を深めていくとともに、当社が進めている複数の再開発計画ならびに新産業創造の取り組みにより増加が見込まれる、外国人のオフィス勤務者にも対応するため、外国語対応を強化してまいります。

空きビルを利用したオフィス勤務者参加型防災訓練の具体的な内容は以下の通りです。

【実施場所】日本橋室町センタービル(東京都中央区日本橋室町3-2-15)
【参加者】当社の運営管理するオフィスビルに勤務する方(外国人の方含む)、関係者ほか
【訓練内容】係員による日本語・英語での消防・防災設備の解説、およびオフィスビルに勤務する方の訓練

  1. 防災ラボ(講義)
    係員による消火器の使い方、ビルに設置されている各種消防・防災設備の日本語・英語での解説
  2. 粉末消火器放出訓練
    本物の消火器を使用し、希望者計2人/回がオフィス室内で放出を体験、状況を確認
    • 多くの防災訓練で使用する消火器は、圧縮水が出る訓練用ですが、本訓練では実際の粉末消火器を使用し、周辺すべて煙にまかれる状況を体験
  3. エレベーター閉じ込め体験
    エレベーターがフロアレベルがずれて停止、閉じ込められた状態を再現、救出を体験
  4. 火災避難体験(不可視・煙体験)
    間仕切りが残っている執務空間にスモークマシンにて煙を充満させ、火災時に煙の中で避難を体験


防災ラボの様子


粉末消火器放出訓練の様子


エレベーター閉じ込め体験


火災避難体験 室内の様子

本日の訓練に加え、当社は3月5日に当社ならびにグループ従業員約5,000名が参加した当社グループ全社の防災訓練を実施いたしました。首都圏直下型地震を想定し、初動対応訓練、全社緊急対策本部と各拠点・各物件の間での情報連携訓練、当社グループ従業員の帰宅困難時の対応訓練等により有事の際の実践力強化に努めております。また、3月上旬より中旬に掛け当社オフィスの入居企業と協力した防災訓練を主要物件にて複数実施しており、「自助」「共助」「公助」の理念に則り、入居企業、入居者、ビル管理者の連携の意識を強く持って、防災力の強化につなげていきます。

三井不動産株式会社は「その先の、オフィスへ」をスローガンに、既成のオフィスビルの概念を超えて、新たな付加価値を生み出す『三井のオフィス』を提供してまいります。