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カリフォルニア大学サンディエゴ校
日本橋ライフサイエンスビルディングに国外初の拠点開設
アメリカの最新研究開発体制と日本を繋ぎ
ライフサイエンスを中心に日本の研究・教育・イノベーションを活性化

2016年7月27日
カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCサンディエゴ)
一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)
三井不動産株式会社

カリフォルニア大学サンディエゴ校(以下「UCサンディエゴ」)、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(以下「LINK-J」)ならびに三井不動産株式会社(以下「三井不動産」)は、7月26日、UCサンディエゴが、「日本橋ライフサイエンス・イノベーション推進事業」の拠点の一つである日本橋ライフサイエンスビルディングに同校にとって初めての国外拠点を開設したことをお知らせいたします。

LINK-Jは、医薬関連企業が集積する日本橋エリアにおいて、産官学連携によるライフサイエンス領域でのオープンイノベーションを促進して新産業創造を支援する「日本橋ライフサイエンス・イノベー ション推進事業」を三井不動産等との協業により推進することを目的に設立した団体で、UCサンディエゴとはライフサイエンス領域での提携について合意しています。

カリフォルニア州サンディエゴにとって日本は世界最大の投資国であり、特に日本のライフサイエンス企業からの出資が多くを占めます。また、全米トップクラスのライフサイエンス集積が形成されており、UCサンディエゴは、産学連携でこれをリードするだけでなく、ライフサイエンスにおける先進的な研究開発体制でも知られています。今後、日本における産学の連携を深める活動に注力してまいりますが、既に、中外製薬株式会社とのがん研究分野における長期的な協力関係、武田薬品工業株式会社との再生医療関連のアライアンスなどが進行しており、日本橋に日本における拠点を設置したことにより、新しい協力関係の形成をより加速してまいります。


(左から)
LINK-J理事・三井不動産株式会社常務執行役員植田俊、UCサンディエゴ ジェイコブス工学部長・大学院長アルバート・ピサノ、UCサンディエゴ研究担当副学長・サンドラ・ブラウン、レイディ経営学大学院長ロバート・サリバン、LINK-J事務局長・曽山明彦

7月26日の拠点開設に際しては、同ビルにて「研究、教育、イノベーションにおけるパートナーシップの強化に向けて」と題した記念シンポジウムと交流会を行いました。

UCサンディエゴは、今後もライフサイエンスにとどまらない幅広い領域において、日本の企業・研究機関・大学との協力・連携を進めてまいります。

LINK-Jおよび三井不動産は、ライフサイエンス・イノベーションの創出を促し、新産業創造を支援することで、日本橋の更なる価値向上を図るとともに、世界の人々の健康長寿に関わる課題解決に貢献することを目指してまいります。


7月26日開催のUCサンディエゴ東京拠点開設の記念シンポジウムおよび交流会の様子

UCサンディエゴ ジェイコブス工学部長・大学院長 アルバート・ピサノ コメント

UCサンディエゴは、大きく3つの理由で世界初の国外拠点として東京オフィスを開設することとしました。
まず一番は日本の企業との連携を深め、ビジネスを発展させることです。東京の中心であると共にライフサイエンス分野のハブでもある日本橋に拠点を設けたことで今後連携が深まることに期待しています。
第二に教育です。起業家精神やイノベーションに関する新しい短期教育プログラムをジェイコブス工学部とレイディ経営大学院共同で今年開講しました。学生だけでなく企業勤務者も対象にしており、学んだ起業家精神を活かし、イノベーションを起こして欲しいと思っています。
第三にネットワーキングです。東京オフィスは研究に訪れる当校教職員の拠点となるほか、研究シンポジウムや交流イベント、当校同窓会ネットワークの中心となるべく関連イベントが開催されることとなります。
医学、科学、工学の交差部にまさに位置するライフサイエンス分野の差し迫った課題の解決は、日米両国にとって重要な問題です。高齢化問題に対する解決策を含め、日本のパートナーと協力できることを楽しみにしています。そして、両都市のライフサイエンス分野の関係者を結びつける上で大きな意味を持つと考え、我々は日本橋に拠点を構えLINK-Jと提携しました。

UCサンディエゴ学長 ブラディーブ・K・コースラ コメント

グローバル社会が直面している諸問題は複雑さを増しており、国、業界、専門分野の境界を超えた連携を通して解決していく必要があります。東京のライフサイエンス分野のハブである日本橋に新しい拠点を構えたことは、UCサンディエゴが強い決意をもって国際連携を強化し、地球全体、人類全体に恩恵をもたらす最先端の知識を発展させる所存であることを示しています。

UCサンディエゴ研究担当副学長 サンドラ・ブラウン コメント

東京オフィスが日本におけるライフサイエンス分野の中心に開設されることをとても嬉しく思います。サンディエゴと東京の両都市はライフサイエンスおよびバイオテクノロジー分野における世界的リーダーと見なされており、当校にとって最適な立地と言えます。

LINK-J理事・三井不動産株式会社常務執行役員 植田俊 コメント

日本橋は日本の起点でもあり、中心でもあります。そして、江戸時代から製薬企業が多く集積してきた歴史的背景を持ちます。そんな日本橋で、ライフサイエンスイノベーションの活性化を目指し三井不動産およびLINK-Jは活動を開始しました。全米トップクラスのライフサイエンス集積が形成されているサンディエゴは我々の模範であり、オープン・イノベーションの促進を目指し連携できることを光栄に思います。

カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCサンディエゴ)について

カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCサンディエゴ)は1960年に創設され、87の学士課程、55の修士課程を提供し、2015年秋現在、約3万4千人の学生が100以上の専攻分野を学んでいる州立の研究型大学です。医学、科学、工学分野で最先端の研究を行っており、研究分野では世界の大学の中でトップ15の一つとして認められています。特に、全米トップクラスのライフサイエンス集積が形成されているカリフォルニア州サンディエゴの中でもライフサイエンスにおける先進的な研究開発体制で知られ、産学連携でカリフォルニアのライフサイエンス集積をリードしてきた実績を誇っています。 詳細はWEBサイトをご覧ください。

一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)について

LINK-Jは、三井不動産株式会社とアカデミア有志が中心となって設立した一般社団法人です。医薬関連企業が集積する日本橋エリアを拠点に、産官学連携によるライフサイエンス領域でのオープン・イノベーションを促進し、新産業創造を支援することを目的としています。医学をはじめ、理学や工学、ICTや人工知能といった新たなテクロノジーなど、あらゆる科学の複合領域であるライフサイエンス領域において、分野を超えた内外の人的交流・技術交流を促進していきます。 詳細はWEBサイトをご覧ください。

日本橋ライフサイエンス拠点について

三井不動産は日本橋において、以下のライフサイエンス拠点を整備しています。