日本橋エリアに新たなオフィス、ホテル、商業店舗の複合施設が誕生
「OVOL日本橋ビル」竣工
2018年7月5日
日本紙パルプ商事株式会社
三井不動産株式会社
日本紙パルプ商事株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長 渡辺 昭彦)は、他権利者とともに東京都中央区日本橋室町三丁目において推進してきた「(仮称)JPビルディング建替計画」が本年6月30日に竣工し、本日7月5日に竣工式を執り行いましたのでお知らせします。
また、建物名称は「OVOL(オヴォール)日本橋ビル」に決定しました。
OVOL日本橋ビルは、オフィス、ホテル、商業店舗からなる複合施設であり、「日本橋再生計画」を推進し日本橋地区において複数の開発を行っている三井不動産株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長 菰田正信)がプロジェクトマネジメントを受託し、事業を推進してきました。
竣工後は、三井不動産が建物全体の運営管理を行います(一部区画を除く)。なお、ホテルについては、三井ガーデンホテルズが日本橋地区に初出店し、「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」(客室数:264室)として本年9月13日の開業を予定しています。
OVOL日本橋ビルは、「日本橋再生計画」第2ステージにおける重要なプロジェクトであり、日本橋エリアの北のゲートウエイを構成します。日本紙パルプ商事と三井不動産は、今後も日本橋エリアの再生・活性化に貢献してまいります。
建物外観
オフィスエントランス
1. 施設の特長
(1)ロケーション
当物件は、東京メトロ「三越前」駅、JR「新日本橋」駅に直結した、日本橋エリアの北の玄関口に誕生します。
またJR「東京駅」からも徒歩約10分という立地に位置し、銀座や渋谷、新宿といった商業・オフィスエリアへもアクセスしやすいロケーションです。
(2)施設構成
当物件は、オフィス・ホテル・商業店舗からなる複合物件(ミクストユース)です。
■ オフィス(2~7階)
- オフィス基準階は、天井高2,800mmかつ無柱の大空間とし、さらに中央通り側の窓面を最大限開口させることで、オフィスワーカーにとって快適で見通しの良い空間を創出しました。
- オフィスエントランスおよびオフィスフロアのエレベーターホールは、白を基調としたスタイリッシュな明るい空間としています。
- 給湯室を兼用した「リフレッシュコーナー」を各階共用部に配置。執務室から離れてのオフィスワーカー同士のコミュニケーション促進を企図しています。
オフィス専用部
基準階エレベーターホール
リフレッシュコーナー
■ ホテル(1階、9~15階)・商業店舗(地下1~1階)
- 上層階のホテルフロアでは、三井不動産グループが運営する三井ガーデンホテルズが「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」(客室数:264室)を9月13日より営業開始予定。
- 1階のホテルエントランスは、商業区画のカフェと連続した大空間とし、ホテルの宿泊客だけでなく、日本橋を訪れる来街者が思いのままに過ごすことができる空間を創出します。
- 当物件地下1階・1階には、前述のカフェを含めた5区画・約350坪の飲食・物販店舗を設け、日本橋の街にさらなる賑わいと交流の場を提供します。
ホテルロビー/ラウンジ イメージパース
客室(スーペリアツイン) イメージパース
ホテル概要
名称 | 三井ガーデンホテル日本橋プレミア |
---|---|
客室数 | 264室 |
付帯施設 | Japanese Bath(大浴場)、レストラン、バー |
商業店舗概要
フロア | 店舗数 | 業態 |
---|---|---|
1階 | 3店舗 | 飲食2(カフェ、レストラン)、物販1 |
地下1階 | 2店舗 | 飲食2(レストラン、バー) |
(3)BCP機能
災害時対応として、非常用発電機を設置。これに加え、2019年より三井不動産が日本橋周辺エリアで推進する「都心型スマートシティ」(※)に参画して「電気」の供給を受ける予定であり、安全・安心に配慮した高い防災性能を確保することで、BCP対応力を強化してまいります。
- 日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業の地下に都市ガスを燃料とした高効率発電機(コジェネレーションシステム)を設置し、系統電力の供給を受けながら、エネルギープラントとして周辺エリアに対して「電気」と「熱」を供給。このエネルギープラントは、災害時の信頼性が高い、ガス発電を利用するため、系統電力の供給がストップしても、ガス発電で建物のBCPに必要な電気の供給が可能となります。
2. 物件名称について
建物名称「OVOL日本橋ビル」の一部を構成する「OVOL(オヴォール)」は、日本紙パルプ商事のグループブランド名称です。
「OVOL」の2つの“O”は、“ OVAL(楕円) ”や天体軌道を想起させる印象的な形状に加え、“O”を繰り返し配置することで、滑らかで滞ることのない連続性、自然や親しみやすさを表現しています。また、ロゴに含まれる“VOL”とはフランス語を始め、ラテン語を起源とする言語において“飛翔”をモチーフとした言葉であり、「OVOL」の4文字には“未来に向かって飛び立つ力”という意味合いともに、新たに始まる物語の可能性を込めています。
計画概要
建物名称 | OVOL(オヴォール)日本橋ビル |
---|---|
ホテル名称 | 三井ガーデンホテル日本橋プレミア |
所在地 | 東京都中央区日本橋室町三丁目4番4号 |
交通 | 東京メトロ銀座・半蔵門線「三越前」駅 地下直結 JR横須賀・総武快速「新日本橋」駅 地下直結 JR中央・山手・京浜東北線「神田」駅 徒歩6分 JR各線「東京」駅 徒歩11分 |
用途構成 | 事務所・ホテル・商業店舗・駐車場 |
敷地面積 | 2,340.78m2 |
延床面積 | 28,500.30m2 |
規模 | 地下3階 地上15階 塔屋2階 |
高さ | 56.0m |
構造 | 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造) |
設計施工 | 株式会社竹中工務店 |
スケジュール | 2016年7月1日 着工 2018年6月30日 竣工 2018年9月13日 ホテル・店舗開業(予定) |
日本橋再生計画について
日本橋では、現在「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をテーマに官民地域が一体となって、「日本橋再生計画」を推進しています。三井不動産は、「日本橋再生計画」の推進メンバーの一員として様々な取組みを行っており、当事業を含む10プロジェクトを「日本橋再生計画」第2ステージと位置づけています(下記「日本橋再生計画」第2ステージ プロジェクト位置図参照)。
その先のオフィスへ
三井不動産はビルディング事業において、「その先の、オフィスへ」というステートメントを掲げております。既成のオフィスビルの概念を超えて、新たな付加価値を生み出すことを目指し『三井のオフィス』に集うお客様が、単に「働く」だけでなく、様々なonTime/offTimeを過ごし、集う、そんな”新しい生活”の場を提供してまいります。