2019年9月27日(金)グランドオープン「COREDO室町テラス」のメインテナント
台湾から日本初進出の「誠品生活日本橋」概要決定
日本橋に創造的で多彩な文化情報発信拠点が誕生
2019年5月16日
三井不動産株式会社
誠品生活股份有限公司
株式会社有隣堂
※2019年6月11日現在の情報に更新しております。(更新箇所はPDF最終ページをご覧ください。)
三井不動産株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:菰田正信)、誠品生活股份有限公司(本社:台湾台北市信義区 会長:吳旻潔(マーシー・ウー))、株式会社有隣堂(本社:神奈川県横浜市 代表取締役会長兼社長:松信裕)は、2019年9月27日(金)にグランドオープンする商業施設「COREDO(コレド)室町テラス」2階に出店する「誠品生活日本橋」の店舗概要を決定いたしましたので、以下のとおり発表いたします。
本リリースの概要
- 台湾から日本初進出の「誠品生活日本橋」が「くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド」をコンセプトに出店
- 店舗空間の設計は台湾を代表する建築家、姚仁喜(クリス・ヤオ)氏が担当
- フロアは「誠品書店(書籍)」「文具」「セレクト物販・ワークショップ」「レストラン・食物販」の4ゾーンで構成
- 文学の香りただよう書籍ゾーンから「誠品書店」独自の読書文化を提案
- 日本初進出5ブランドを含む約50の台湾ブランドや、日本をはじめ世界中から洗練されたアイテム、フード、ワークショップなどをセレクト
- 「誠品生活」は、「Books, and Everything in Between. (本とくらしの間に)」のコンセプトのもと、書店からスタートし、読書と文化の交流を育む場づくりに注力し発展してきた台湾発の文化情報発信拠点です。“世界で最もクールな百貨店14”、“アジアで最も優れた書店”(※1)にも選ばれた「誠品生活」の日本第一号店となる「誠品生活日本橋」は、「くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド」をコンセプトに、日本橋の歴史・人々の暮らしの中で受け継がれてきた文化を「誠品生活」ならではの感性で編集し、創造的で多彩な文化情報を発信するプラットフォームになります。
- 空間設計については、台湾を代表する建築家、姚仁喜(クリス・ヤオ)氏(「姚仁喜|大元建築工場(KRIS YAO | ARTECH)」代表)が手掛け、「古今交差」「新旧融合」のコンセプトのもと、日本橋の歴史・文化を「誠品生活」の美意識を通して表現したデザインとなっています。
- ゾーニングについては、「誠品書店(書籍ゾーン)」、「文具ゾーン」、「セレクト物販・ワークショップゾーン」、「レストラン・食物販ゾーン」の全4ゾーンで構成されます。誠品ならではの選書による書籍が並ぶほか、100近いブランドの商品をそろえる予定です。日本初進出5ブランドを含む約50の台湾ブランドや、日本をはじめ世界中からセレクトした洗練されたアイテム、フード、ワークショップが、日本橋エリアに新しい風を吹き込みます。
- 「誠品生活」最大の特徴である体験型イベントについては、文化人によるトークセッション、音楽イベント、アート展、料理実演など、バラエティに富んだコンテンツを定期的に展開します。
- 店舗の運営については、「HIBIYA CENTRAL MARKET」(東京ミッドタウン日比谷内)など、書店の枠にとらわれない文化色豊かな店舗運営を行う株式会社有隣堂が担当します。
- 1「誠品生活松菸(松山)店」が2016年米国CNNの“世界で最もクールな百貨店14”に、「誠品敦南店」が2004年「TIME」誌アジア版の“アジアで最も優れた書店”などに選ばれています。
「誠品書店(書籍ゾーン)」イメージ
「COOKING STUDIO」イメージ
「ガラス工房」イメージ
「誠品生活日本橋」のコンセプト
「誠品生活」は、「Books, and Everything in Between. (本とくらしの間に)」のコンセプトのもと、文化と創造性を結びつけることを理念とした台湾発のブランドです。
また、「都市の文化をつくる一員」として、各地の特色や文化を活かし、地元都市の精神性や人々との交流を尊重した店づくりを大切にしています。台湾をはじめ、香港、蘇州、深圳などの国・地域ですでに展開する49店舗も、それぞれ異なったテーマでその都市の文化や特色を取り入れた店舗を作り上げています。その独自性は高く評価され、「誠品生活松菸(松山)店」が2016年米国CNNの“世界で最もクールな百貨店14”に、「誠品敦南店」が2004年「TIME」誌アジア版の“アジアで最も優れた書店”などに選ばれています。
「誠品生活」は、江戸時代より文化・商業の中心であった日本橋で、日本進出の第一歩を踏み出します。
「誠品生活日本橋」は従来からの理念をしっかりと踏襲することに加えて、日本橋の歴史・人々の暮らしの中で受け継がれてきた文化を「誠品生活」ならではの感性で編集します。人と人・人と文化・人と環境などを繋ぐ架け橋としての役割を果たすべく、「くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド」をテーマに、4つのゾーンで構成された、創造的で多彩な文化情報を発信するプラットフォームを目指します。
「誠品生活日本橋」の空間設計について
空間設計を手掛けたのは、台湾を代表する建築家 姚仁喜(クリス・ヤオ)氏です。姚氏は台北の「誠品敦南店」や中国第一号店である「誠品生活蘇州」の設計も手掛けており、「誠品生活日本橋」が「誠品生活」との3度目のコラボレーションとなります。
「誠品生活日本橋」のデザインは、姚氏が日本橋の歴史・文化にインスピレーションを受けて「古今交差」「新旧融合」を表現したものとなっており、伝統的な日本建築の特色を「誠品生活」の美意識を通して解釈した空間が広がります。
姚仁喜
1951年 台湾 台北市生まれ。1975年 台湾東海大学建築学科 卒業、1978年 カリフォルニア大学バークレー校建築学科 修士課程修了。「姚仁喜|大元建築工場(KRIS YAO | ARTECH)」代表。中華圏を中心に活躍。
土地の特性に合った革新的かつ的確な手法を用い、自然と人文を融合させた卓越したデザインを実現することを理念とし、オフィスビル、商業施設、ホテル、音楽ホール、劇場、博物館、駅、教育施設、住宅、宗教施設、都市計画など、幅広い分野で建築設計を手掛ける。
代表作 | 水月道場(台湾)、国立故宮博物院南部院区-アジア芸術文化博物館(台湾)、宜蘭県立蘭陽博物館(台湾)、烏鎮劇院(中国)、誠品生活蘇州(中国) |
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主な受賞歴 | 第11回「国家文芸賞」(台湾最高の文化芸術賞)建築部門(2007年) アメリカ建築家協会(AIA)「栄誉会員」(2014年) |
主な出展歴 | ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2002年、2008年、2014年) ロッテルダム国際建築ビエンナーレ(2003年) |
姚仁喜(クリス・ヤオ)氏
KRIS YAO | ARTECH / Photographer: Tim Liu
台北「誠品敦南店」
烏鎮劇院(中国 浙江省)
© Wuzhen Tourism Development Co
「誠品生活日本橋」のゾーニングについて
「誠品生活日本橋」は、「誠品書店(書籍ゾーン)」、「文具ゾーン」、「セレクト物販・ワークショップゾーン」、「レストラン・食物販ゾーン」の全4ゾーンで構成されます。(店舗面積約870坪)
(1)誠品書店(書籍ゾーン)
1989年の創業以来、独自の観点で読書文化を形成してきた「誠品書店」。「誠品生活日本橋」では、世界的に評価の高い「誠品書店」のノウハウが最大限に活かされた売り場を構築します。
「誠品書店」の目利きで精選される書籍は、日本語の書籍を中心に、一部中国語を含む外国語書籍も企画展とあわせて取り扱う予定です。ジャンルも文学を軸として、人文、アート、デザイン、ビジネス、旅、料理など、豊富に展開します。特に、中央通りに面した空間に設ける長さ約30メートルの「文学回廊」コーナーには、世界的名作文学がそろいます。窓際に配置された座席で、自然光のもと、心地よく読書をお楽しみいただけます。
また、選書専門チームによる企画展「誠品選書」(※2)なども台湾と同様に展開予定です。時代やジャンル、知名度を問わず名著にスポットを当て、一般的なベストセラーランキングとは異なる独自の視点から読書に関する新しい気づきを提案します。
さらに、併設されるイベントスペース「forum(フォーラム)」では、新刊発表会や講演会、映画鑑賞会なども実施予定です。
- 2「誠品選書」・・・1990年開始の誠品書店の選書専門チームによるプロジェクト。 時代を問わず、古典的な名作から、現在の隠れた名作まで、各ジャンルから毎月8~10冊を選び、誠品書店ならではの推薦書籍を提案します。
「誠品書店(書籍ゾーン)」 イメージ
台北「誠品生活松菸(松山)店」の「forum」の様子
(2)文具ゾーン
これまで世界中から延べ1,000以上の文具ブランドを台湾の顧客に紹介してきた経験を活かし、「誠品生活日本橋」でも独自の文具ゾーンを展開します。「誠品生活」オリジナル文具をはじめ、書斎にふさわしいアイテムや初心者にも扱いやすい画材・紙製品など、世界中の文具ブランドからセレクトしたデザイン性の高い文具が生活に彩りを添えます。 さらに、文具にまつわる企画展やワークショップも定期的に開催予定です。台湾で2017年に開催した大規模文具展「理想的文具」では、約100種類の限定商品を含む1万種類以上の文具の販売・展示、人気イラストレーターによるワークショップなどを開催しました。日本でもさまざまな切り口から文具の魅力を発信します。
台湾で開催された「理想的文具」展の様子
「誠品生活」オリジナルノート
(3)セレクト物販・ワークショップゾーン
「誠品生活」がセレクトする、伝統技法と現代的デザインを融合させた物販・ワークショップゾーンでは、日台をはじめ世界中からセレクトした洗練されたアイテム、フードが並び、さまざまなワークショップを行います。
台湾でいくつもの新しいデザインブランドを発掘・支援してきたインキュベーションプロジェクト「誠品生活expo」を、「誠品生活日本橋」でも導入します。日本と台湾のブランドを中心に商品をセレクトし、日台の文化交流を図ります。
さらに、台湾で人気の漢方ライフスタイルブランド「DAYLILY」、ハーバルケアブランド「阿原 (YUAN)」、台湾茶からつくられた香水ブランド「P. Seven 茶香水」、150年以上の歴史をもつ中華菓子の老舗「郭元益」などのブランドも入居し、台湾文化を身近に感じていただけるラインナップとなっています。
また、本格的なものづくり体験ができる多彩なワークショップも行います。「誠品生活松菸(松山)店」で展開されている、本格的な窯を備えた吹きガラスワークショップを「誠品生活日本橋」でも再現します。そのほか、「注染手ぬぐい にじゆら」「L&Co.」「Creema STORE」「meta mate」「工場十貨店」などの店舗では、日本の技術・ものづくり精神を活かした商品を展開するほか、暮らしを彩る染め物やアクセサリーづくり、金属加工などのワークショップを開催します。
誠品生活 expo | ガラス工房 |
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新しいデザインブランドを発掘し、支援するインキュベーションプロジェクト。
季節毎のテーマに基づき、日台の新進気鋭のブランドを主軸に美しい工芸品や商品をセレクトし、最新のデザインアイテムを提案します。
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台湾の「誠品生活松菸(松山)店」で展開されている吹きガラスワークショップを、ガラス工芸職人を多数輩出している「東京ガラス工芸研究所」の協力のもと「誠品生活日本橋」でも再現。 |
日本初 DAYLILY (漢方コスメ) |
日本初 郭元益(グォユェンイー) (台湾スイーツ) |
日本初 P. Seven 茶香水 (香水) |
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漢方薬局を営む父を持つ台湾人と日本人の女性2人が創業した、台湾発・女性のための漢方ライフスタイルブランド。台湾の日常に根付いた漢方文化をお届けします。
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清の時代から続く、中華菓子の老舗ブランド。パイナップルケーキなどの定番商品に加え、デザイナーとコラボレーションしたモダンなお菓子も取り扱います。
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Made in Taiwanにこだわり、台湾茶からつくられた初の香水ブランド。ブランドメッセージ「台湾を瓶に詰め込む」を掲げ、日本に初進出。
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関東初 阿原 (YUAN) (天然コスメ) |
商業施設初 meta mate (メタルギフト&ワークショップ) |
商業施設初 工場十貨店 (ファクトリーアパレル・雑貨) |
台湾生まれの人気ハーバルケアブランド。無農薬栽培の漢方やハーブを使った商品を、スキンケア・ボディケア・ヘアケア用品など幅広く取りそろえます。
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“金属を通じて温かい想いを届ける”ギフト&ワークショップ。オリジナル商品を含む国内外の金属製品をセレクト・販売するほか、金属の魅力を伝えるワークショップも毎日開催します。
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日本全国の優れたファクトリーブランドを厳選、編集し、商品の誕生の物語、生産地の歴史、素材の特徴、職人の思いなどを日本橋から発信します。
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新業態 注染手ぬぐい にじゆら (手ぬぐいワークショップ) |
新業態 L&Co. (ジュエリー工房) |
新業態 Creema STORE (ハンドメイド雑貨) |
大阪で生まれた染色方法・注染(ちゅうせん)の文化を大切にする人気手ぬぐいブランド。日本橋店では、定期的にワークショップを実施できる工房も併設します。
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山梨県の老舗ジュエリーメーカーがプロデュースする、ジュエリーの製造工程を熟練のクラフトマンとともに体験できる工房併設型店舗。
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ハンドメイドマーケットプレイス「Creema」の人気クリエイター約40名による作品を入れ替わりでご紹介するコンセプトストア。
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(4)レストラン・食物販ゾーン
台北で人気の台湾料理レストラン「富錦樹台菜香檳 (フージンツリー)」や150年以上の歴史をもつ老舗台湾茶荘「王德傳」のティーサロンが日本初出店となるほか、日本橋エリア初出店となる「猿田彦珈琲」や台湾発のティースタンド「THE ALLEY」が出店します。大屋根広場に面したテラス沿いの明るい空間で、読書とともに料理やドリンクをお楽しみいただけます。
また、食物販ゾーン「誠品生活市集」では、人気グローサリーストア「FOOD & COMPANY」とコラボレーションします。季節感を大事にしながら、日台を中心に、現代人の食生活にも合う伝統食材やキッチン雑貨を集めます。併設される「COOKING STUDIO」では、日台をはじめとした世界中の食文化を紹介する料理実演イベントや、食のワークショップも定期的に開催する予定です。
日本初 富錦樹台菜香檳(フージンツリー) (台湾料理) |
日本初 王德傳 (ワンダーチュアン) (台湾茶ティーサロン) |
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台北のおしゃれエリア・富錦街(フージンジエ)で人気のファッション&ライフスタイルブランドが手掛ける台湾料理レストランが日本初出店。 新鮮な食材を自家製調味料やドライフルーツで上品に仕上げる創作台湾料理を、豊富に揃えたシャンパンと共にお楽しみいただけます。 |
1862年創業の老舗台湾茶荘「王德傳」が日本初出店。専門の茶畑で生産されたこだわりの台湾ウーロン茶をお届けします。 茶師が淹れた台湾茶や、ウーロン茶ベースの特製ドリンクをイートインコーナーとテイクアウトの両方で楽しめるほか、本格的な台湾茶の世界を体験できる教室も行う予定です。 |
THE ALLEY (ティースタンド) |
猿田彦珈琲 (コーヒー) |
誠品生活市集 COOKING STUDIO |
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台湾・アジアを中心にグローバルに展開する本格派ティースタンドが、日本橋エリア初出店。
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スペシャルティコーヒー専門店。
台湾の店舗に続き、日本で初となる誠品生活とのコラボ出店となります。
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こだわりの食材やキッチン雑貨を販売するほか、料理研究家やシェフによる食のワークショップを開催します。
台北「誠品生活信義店」の 「COOKING STUDIO」の様子 |
実施イベントについて
「誠品生活」が力を入れているのが、全49店舗を通じて毎年合計5,000回以上開催されている、体験型イベントを通した新たなカルチャーの提案です。イベント内容は、文化人によるトークセッション、音楽イベント、アート展、手作りワークショップ、シェフによる料理の実演など多岐にわたります。
「誠品生活日本橋」のオープンにおいても、一連のスペシャルイベントを開催する予定です。
<「誠品生活」が過去に実施したイベント例>
手づくりネクタイワークショップ
2018年「ジミー・リャオ 作家生活20周年原画展」
誠品生活蘇州 台湾作家 白先勇氏による講演
2018年「いわさきちひろ 生誕100周年創作展」
台湾作家 張西氏による作品『白日夢』
2014年「mt博 in TAIPEI」
2009年「蔡國強泡美術館
Cai Guo-Qiang: Hanging out in the Museum」
「誠品生活日本橋」の事業スキームについて
三井不動産株式会社と誠品生活股份有限公司は、日本における「誠品生活」事業のライセンスを保有する合弁会社「誠品生活MF株式会社」を設立しました。
「誠品生活日本橋」は、「HIBIYA CENTRAL MARKET」(東京ミッドタウン日比谷内)など、書店の枠にとらわれない文化色豊かな店舗運営を行う、株式会社有隣堂がライセンシーとして運営します。
なお、三井不動産株式会社はこれまで商業施設運営において、多数の海外ブランドを誘致してまいりましたが、ライセンス保有会社への共同出資は初めてとなります。
「誠品生活」とは
「誠品生活」(運営会社正式名称:誠品生活股份有限公司)は、「Books, and Everything in Between.(本とくらしの間に)」をコンセプトに、各地の特色や文化を生かし、地元都市の人々との交流を大切にした店づくりに取り組んでいます。発祥の地である台湾をはじめ、香港、蘇州、深圳などの国・地域に49店舗を展開。
また、書店だけでなく、ギャラリー、パフォーマンスホール、映画館、ワインセラーなど多種多様な文化・コンテンツを共 有する場を運営し、さらには外食業、ホテル業をも手掛けています。“世界で最もクールな百貨店14”に選ばれるなど、海 外で非常に高く評価される「誠品生活」の日本での出店は、「誠品生活日本橋」が初となります。
「誠品生活信義店」
「誠品生活蘇州」
「誠品生活」のあゆみ
年 | 内容 |
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1989年 | 呉清友氏が誠品を創業。初の店舗である「誠品敦南店」を台北市にオープン。 |
1999年 | 24時間営業モデルがスタートし、「誠品敦南店」が世界初の「眠らない書店」となる。 |
2004年 | 「誠品敦南店」が “アジアで最も優れた書店”に選出される(「TIME」誌アジア版)。 |
2006年 | 「誠品生活信義店」オープン。台湾で最大規模の総合フラッグシップ店舗となる。 |
2010年 | 「誠品生活股份有限公司」設立。 |
2013年 | 「誠品生活松菸(松山)店」オープン。初めてホール、映画館、クリエイティブの実演をリンクさせ運営する文化コンテンツ総合型店舗となる。 |
2015年 | ホテル「誠品行旅」オープン。異業種にまたがった事業を展開。 「誠品生活蘇州」オープン。 「誠品敦南店」が2年連続(2014年、2015年)で“アジアで最もクールな書店”に選出される(米国CNN) |
2016年 | 「誠品生活松菸(松山)店」が“世界で最もクールな百貨店14”のうちの1つに選ばれ、今回受賞した唯一の中華系創業者のブランドとなる(米国CNN)。 「誠品太古店(香港)」オープン。 |
2018年 | 「誠品生活南西店」、中国二号店「誠品生活深圳」オープン。 |
「有隣堂」とは
明治42年(1909)創業。書籍、文具等、文化・教養・教育に関する商品の販売のほか、官公庁、学校、病院、法人への営業、音楽教室やカルチャーセンターの運営、指定管理者制度による図書館や公民館の運営、出版など多岐に渡った事業を展開しています。
東京・神奈川・千葉に56店舗を展開。社名は「徳は弧ならず、必ず隣有り」(論語里仁篇)に由来しています。
2018年3月には居酒屋や理容店、アパレルショップなどを複合した店舗「HIBIYA CENTRAL MARKET」を東京ミッドタウン日比谷にオープンするなど、新しい取り組みを続けています。
大正初期の店舗
(現在の伊勢佐木町本店と同住所)
HIBIYA CENTRAL MARKET内
(上)書籍コーナーと雑貨売場 (下)「理容ヒビヤ」