~台湾初の「ららぽーと」事業~
「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港(なんこう)」着工へ
2021年開業予定
2019年5月23日
三井不動産株式会社
本事業のポイント
- 「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港」が着工へ、台湾初の「ららぽーと」として2021年に開業
- コンセプトは「The Gate to Diversity」、進取性と多様性を兼ね備えた南港エリアの顔となる商業施設を目指す
- オフィス、ホールなどの複合建物内における台北都市圏最大級の約250店舗規模の商業施設
三井不動産株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長 菰田正信)は、2017年1月に事業参画を決定した「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港」に関し、台湾三井不動産股份有限公司(以下、「台湾三井」を通して事業を進捗しております。本日、建物全体開発者である中国信託金融ホールディングス傘下の台湾人寿保険股份有限公司(本社:台北市、董事長、黃思國、以下、「台湾人寿」)により着工式が執り行われました。近日中に着工し、台湾における当社初の「ららぽーと」として2021年に開業予定です。また、台湾においては、2施設目の「ららぽーと」事業である「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台中」の開発も決定しております。
当施設の計画地は、台北駅から車で約20分の台北市東部の南港区に位置し、台北地下鉄(以下、「MRT」)「南港ソフトウェアパーク駅」から徒歩1分、「南港展覧館駅」から徒歩3分です。周辺の南港経貿園区は、オフィス・商業・住宅・コンベンションセンターなど台北市の新都心としての複合的な街づくりが進んでおり、さらなる発展が期待されています。
当社は、台湾人寿が開発するオフィス、ホールなどの複合建物のうち商業モール部分を一括借り上げし、「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港」として運営する予定です。
当施設は、「The Gate to Diversity」をコンセプトに、進取性と多様性を兼ね備えた南港エリアのシンボルとして、これまでにない体験や発見ができる多様な世界へとつながる扉となる施設を目指します。街の顔として、地域住民に愛され、自然と人が集う場所となるよう、新たな食スタイルを提案する飲食店や、洗練された都市型トレンドやライフスタイルを発信する専門店、家族で楽しめるエンターテインメント施設の導入も検討しております。人口集積が進む計画地周辺の居住者だけでなく、南港経貿園区に勤務するオフィスワーカー、コンベンションセンターへの来場者など、様々な客層・ニーズに応える、一日中楽しめる時間消費型の商業施設を目指してまいります。
当事業は、開業後好調に推移している「三井アウトレットパーク 台湾林口」、「三井アウトレットパーク 台中港」での実績を生かして、台湾で人気の高い台湾・日系店舗を幅広く取り揃えた台湾における初めての「ららぽーと」事業となる予定です。当社グループの100を超える国内外の商業施設での開発・リーシング・運営により培ったノウハウを最大限に活かしてまいります。

複合建物全体イメージパース

建物外観イメージパース

モール内部イメージパース

物件概要
所在地 | 台湾 台北市南港区経貿段15地番(C3街区) |
---|---|
交通アクセス | MRT文湖線「南港ソフトウェアパーク駅」徒歩1分 MRT板南線・文湖線「南港展覧館駅」徒歩3分 高速道路(1・3号線)・快速道路ICからも至近 |
事業主体・運営管理 | 台湾人寿が開発・保有する複合用途建物のうち商業モール部分(地下1階~6階)を当社グループが賃借・運営 |
事業形態 | リージョナル型ショッピングセンター |
敷地面積 | 約41,537m2 |
延床面積 | 約134,600m2(商業部分) |
店舗面積 | 約70,000m2 |
構造・建物規模 | RC/S造 地上27階 地下5階 商業部分:地下1階~地上6階(本計画部分) |
建築設計 | 李祖原聯合建築師事務所 |
施工 | 榮工工程股份有限公司 |
環境デザイン | 株式会社船場 |
店舗数 | 約250店舗 |
開業 | 2021年(予定、商業部分先行開業) 2022年全体竣工(予定) |
【三井不動産の台湾での事業について】
2016年に設立した現地法人(台湾三井不動産股份有限公司)を投資拠点として、台湾各地で商業施設、ホテル事業および住宅事業の計9物件を推進しています。また、物流施設、複合開発事業などの展開を目指し、今後の更なる事業の拡大をはかります。
主要用途 | 所在エリア | 物件名 | オープン・竣工 |
---|---|---|---|
アウトレット パーク |
新北市林口区 | 三井アウトレットパーク 台湾林口 |
2016年1月 |
台中市台湾大道10段 | 三井アウトレットパーク 台中港 |
2018年12月 | |
台南市帰仁区 | (仮称)三井アウトレットパーク 台南 |
2022年(予定) | |
リージョナル型 ショッピング センター |
台北市南港区 | (仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと 台湾南港 |
2021年(予定) |
台中市東区 | (仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台中 |
2023年(予定) | |
ホテル | 台北市大安区 | (仮称)忠孝新生ホテル | 2020年(予定) |
台北市中正区 | (仮称)中山忠孝ホテル | 2022年(予定) | |
台北市松山区 | (仮称)敦化北路ホテル | 2024年(予定) | |
住宅 | 新北市三重区 | (仮称)三重中興橋プロジェクト | 2021年(予定) |
【三井不動産の海外戦略について】
当社グループは、グループ長期経営方針「VISION 2025」にて、「グローバルカンパニーへの進化」を掲げており、今後も海外事業の飛躍的な成長を目指しています。これまでに、アメリカ・イギリスの欧米諸国に加え、アジア諸国・地域での事業を展開しています。商業施設事業は、クアラルンプール、台湾でのアウトレット事業、上海、クアラルンプール、台湾でのららぽーと事業を推進しています。また、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、中国、台湾で住宅事業を推進しており、拡大する消費を積極的に取り込み、現地に貢献しながら早期に利益を拡大すべく、成長著しいアジアでの事業を積極的に推進しています。
位置図
広域図
中域図
三井不動産のリージョナル型ショッピングセンター一覧(2019年5月現在)
三井不動産が海外で展開する商業施設
国/地域 | 物件名 | 開業年 | 店舗数 (約) |
店舗面積 (約) |
---|---|---|---|---|
中国 | 杉井アウトレット広場・寧波 | 【1期】2011年 【2期】2015年 |
190店舗 | 39,700m2 |
(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと上海金橋 |
2020年(予定) | 200店舗 | 60,000m2 | |
(仮称)上海蓮花路駅ビル商業施設 | 2020年(予定) | 90店舗 | 16,500m2 | |
台湾 | 三井アウトレットパーク台湾林口 | 2016年 | 220店舗 | 45,000m2 |
三井アウトレットパーク台中港 | 2018年12月 | 170店舗 | 35,000m2 | |
(仮称) 三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港 |
2021年(予定) | 250店舗 | 70,000m2 | |
(仮称)三井アウトレットパーク台南 | 【1期】2022年(予定) | 160店舗 | 33,000m2 | |
【2期】2025年(予定) | 60店舗 | 11,500m2 | ||
(仮称) 三井ショッピングパーク ららぽーと台中 |
2023年(予定) | 250店舗 | 67,000m2 | |
マレーシア | 三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港セパン |
【1期】2015年 | 130店舗 | 24,000m2 |
【2期】2018年 | 70店舗 | 9,900m2 | ||
【3期】2021年(予定) | 50店舗 | 10,100m2 | ||
(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーとクアラルンプール |
2021年(予定) | 300店舗 | 82,600m2 | |
合計 | 10物件 | 2,140店舗 | 504,300m2 |