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東京ドームでの3区合同ワクチン接種事業について

2021年8月2日
読売巨人軍
読売新聞社
東京ドーム
三井不動産

東京都の文京区、新宿区、港区の3区は8月16日から、東京ドームの内野2階コンコースにおいて、新型コロナウイルス感染症ワクチン(米ファイザー製)の接種事業を合同で実施します。複数の大規模自治体が、地域の医科大・大学付属病院、企業、法人などの協力を得て合同接種を行う全国でも例のない事業です。
読売巨人軍が今年5月、ヤクルト球団と設立した「後楽園・神宮外苑における新型コロナウイルス地域対策協議会」の枠組みを活用し、自治体と民間が連携して街ぐるみで感染対策に取り組みます。
読売巨人軍と読売新聞社、東京ドーム、三井不動産の4社が、東京ドームを無償提供し、会場の運営についても全面的に協力します。ジャイアンツの本拠地である東京ドームを接種会場として提供することにより、ワクチンの接種率の向上に貢献し、地域の文化的公共財としての責任と役割を果たしていきます。

【概要】

実施期間は8月16日から11月18日までのうち34日間で、プロ野球の平日ナイター開催日の試合前(午前9時~午後2時)を中心に実施します。時間帯によっては、試合前練習を見学することができます。
接種対象者は、文京区、新宿区、港区在住で、接種券をお持ちの方です。12歳以上の方は保護者同伴とします。予約は3区とも、8月10日から各区役所の専用サイト・コールセンターで受け付け、1日2千数百人を受け入れます。34日間で約3万5000人が2回接種することを想定しています。

【運営体制】

地域の医科大・大学付属病院、医療関連企業・法人などが協力するコンソーシアム形式で運営し、安全性と効率性の両立を図ります。
接種会場のレイアウトの設計や予算管理・要員管理などは、㈱木下グループ傘下の医療法人社団「和光会」(川崎市)、接種に関わる医療業務の管理・監督は、医療社団法人「松英会」(東京都大田区)がそれぞれ担当します。 会場の運営は、東京医科歯科大学医学部附属病院(文京区)の医病新型コロナウイルス対策室の植木穣室長が総合監修し、日本医科大学付属病院(文京区)が会場の安全確保を統括する医師を派遣し、救急時に備えてドクターカーを用意します。

【医療従事者】

ワクチン接種前の問診を担当する医師や問診補助等に当たる看護師は、3区内にある七つの医科大・大学付属病院から派遣を受けます。地域医療に極力負担がかからないよう、それぞれ可能な範囲でご協力をいただきます。
ワクチンを接種する「打ち手」は、東京都看護協会を通じて採用した「潜在看護師」(現在は医療現場に従事していない看護師)と、一般社団法人日本救急救命士協会から派遣される救急救命士が担当します。東京消防庁の救急救命士も派遣していただく方向で調整しています。
ワクチンの希釈・充填・管理は、「クオール薬局」などグループで全国に約800店舗の調剤薬局を展開しているクオール㈱から派遣される薬剤師が担当します。

【アミューズメント】

エンターテインメント空間である東京ドームならではの取り組みとして、ジャイアンツのマスコット「ジャビット」や公式マスコットガール「ヴィーナス」、子ども向け野球教室「ジャイアンツアカデミー」のコーチも場内の案内役を務めます。オーロラビジョンでは、ジャイアンツ戦の名場面集を放映します。
球団スポンサーなどによるプレゼントも用意します。1回目の接種時は、スポーツ専門の動画配信サービス「DAZN」2か月無料視聴カードと不織布マスクを希望者全員に、キリンビバレッジの飲料を先着3万名様にそれぞれプレゼントします。
2回目の接種時は、球団スポンサーなどが提供するプレゼントの抽選会を実施します。

以上