“サステナブルな酪農乳業界”の実現を目指す森永乳業グループ
6次産業化に取り組む酪農家を支援する
新規事業「酪農マルシェ みるくのえん」を立ち上げ!
三井不動産株式会社、株式会社ShareTomorrowと強力タッグを結成
2023年5月19日
森永乳業株式会社
三井不動産株式会社
株式会社ShareTomorrow
森永乳業株式会社(以下「森永乳業」)は、酪農家が 6 次産業化の取り組みで加工・販売しているこだわりの商品を集め、販売代行する新規事業「酪農マルシェ みるくのえん」(以下「みるくのえん」)を5月より立ち上げます。
三井不動産株式会社(以下「三井不動産」)および株式会社ShareTomorrow※は、移動商業プラットフォーム「&MIKKE!」の移動販売車の提供等により販売をサポートいたします。
※株式会社ShareTomorrowは、三井不動産グループ発の新規事業の開発・推進を担う会社です
1.3社タッグによる挑戦
「みるくのえん」の発案者の「生産者、販売者、購入者がつながる機会を提供したい」「お客さまに一期一会の楽しみを提供したい」という想いを実現するために、「&MIKKE!」のフレキシブルなサービスとの相性が非常によく、また、「みるくのえん」発案者の「酪農の未来をよりよいものにしたい。生産者を支援したい。」というビジョンに「&MIKKE!」の担当者が強く共感しタッグを組むことになりました。
「みるくのえん」では、生産者・販売者・購入者の接点を重視しており、各出店場所でお客さまへ商品とともに牧場の情報を紹介することで、各牧場の認知度向上と商品の付加価値向上につなげてまいります。また、「&MIKKE!」の多彩な出店場所と出店期間を設定できるサービスを活用し、様々な場所で販売を行い拡売を図るとともに、お客さまに「みるくのえん」の一期一会の楽しみを提供いたします。「みるくのえん」と「&MIKKE!」はともに各社の新規創出プログラムの初回で採択された事業になります。森永乳業、三井不動産、双方の新規事業同士を掛け合わせ、サステナブルな酪農乳業界の実現の一助となることを目指す挑戦となります。
2.「酪農マルシェ みるくのえん」×「&MIKKE!」出店予定
- 5月24日(水) 11:00-19:00 LaLaテラス南千住
- 5月25日(木) 11:30-19:00 パークタワー晴海
- 5月26日(金) 10:00-19:00 飯田橋ラムラ
- 5月27日(土) 11:00-17:00 コレド室町テラス
- 5月28日(日) 10:00-18:00 豊洲公園
- 5月29日(月) 11:00-19:00 LaLaテラス南千住
- 5月30日(火) 11:00-19:00 アリオ葛西
※天候によっては出店を中止する場合もございます。
予定の変更や以降の予定は「酪農マルシェ みるくのえん」Instagram公式アカウント、もしくは「&MIKKE!」の特設ウェブサイトにて適宜お知らせいたします。
- 「酪農マルシェ みるくのえん」Instagram公式アカウント
https://www.instagram.com/milk_no_en/
- 「&MIKKE!」(ミッケ)特設ウェブサイト
https://www.mikke-spot.com/tenant/TN000343
3.森永乳業の新規事業について
森永乳業グループは、酪農家の生産性向上をサポートしている那須岳麓農場の運営や、畜産バイオマス発電施設と排水処理施設を兼ね備えた酪農・畜産におけるふん尿処理システム「MO-ラグーンfor Dairy」の開発などを通じて、“サステナブルな酪農乳業界”の実現を目指しています。
このたび、酪農家が6次産業化の取り組みで加工・販売しているこだわりの商品(ヨーグルトやチーズなど)を集め、「&MIKKE!」の移動販売車で販売代行する新規事業を立ち上げます。6次産業化に取り組む酪農家のなかには、販路の確保など、さまざまな課題を抱えている方々もいらっしゃいます。酪農家が加工した商品に、森永乳業が長年にわたる研究・開発・販売で培った知見を活かします。具体的には、「①森永乳業の風味の専門家が、同じ種類の乳製品について牧場毎の味の違いを視覚化する味マッピング」、「②経験豊富な商品開発担当者や有資格者が商品のおすすめポイントをコメントしたPOPの作成」など、お客さまに対して好みの味探しや味比べする楽しみ、商品の楽しみ方の提案などを実施してまいります。
■新規事業発案者の想い
新規事業発案者
森永乳業株式会社 鴨志田真弓
「10年後の森永乳業グループのありたい姿が描ける事業」を考えた時、乳業メーカーである森永乳業にとって切り離せないのは酪農であり、あえて原点を見つめ直したいと感じました。現在、国内の酪農家数は減少し、担い手(後継者)が不足しています。このまま次世代が育たなければ、当社に限らず社会にとって大きな痛手となります。
そこで「酪農の未来を創出する『connect with 酪農』」というコンセプトを掲げ、生産者である酪農家の皆さまと、乳業メーカーである森永乳業が一丸となって、酪農という営みのさまざまな魅力を生活者や次世代に伝えることを核とした事業を発案しました。
今回立ち上げる販売代行の屋号である「酪農マルシェ みるくのえん」は、3つの想いを込めて名付けました。
- 酪農マルシェ :さまざまな牧場の商品を集め、その日その時で出会える商品が変わる、お客さまに一期一会の楽しみを提供する場にしたい。
- みるくの『縁』 :生乳によって結びつく、生産者(酪農家)から販売者(森永乳業)、購入者(生活者)の縁を、生み出す場にしたい。
- みるくの『円』 :上記の縁を発展させ、生乳を中心とする円が広がる場にしたい。
本事業を通じ、「酪農ってかっこいい」「酪農家になりたい」という声がたくさん聞こえる未来を、酪農家の皆さまと共に創っていきたいと考えています。
4.移動商業プラットフォーム「&MIKKE!」について
「“新しい発見のある第3の買い物体験”が、あなたの街へやってくる」をコンセプトに掲げ、2021年11月に本格始動した三井不動産グループの新たな事業です。多種多様な移動店舗を皆様の生活圏の近くにお届けする移動商業プラットフォームとして、出店場所は約50区画、出店店舗は累計約300店舗を超え、移動店舗による新たな需要を生み出してまいりました。
初期投資不要で目的に合わせて、販売車両、出店場所と期間等を設定し、出店サポートも行うフレキシブルなサービス形態が今回の取り組みのような新規事業・新商品の展開と相性が良く、多数ご利用いただいてまいりました。今後も様々な新規事業とのかけあわせで世の中に新しい価値を提供してまいります。
「&MIKKE!」営業の様子
■3社による取り組みへの想い
&MIKKE!ファウンダー、事業発案者
三井不動産株式会社 後藤遼一
新規事業の構想を事業発案者である鴨志田さんよりお聞かせいただき、メーカーである森永乳業様が自ら酪農の魅力を消費者、生産者に伝えていき、業界を活性化したいという思いに共感いたしました。新しい発見のある買い物体験を目指す「&MIKKE!」という場所を通じて「みるくのえん」に、出会いの場所を提供し、消費者の皆様にお買い物を楽しんでいただくことで、当事業の、ひいては酪農業界に貢献できるよう、取り組んでまいります。
森永乳業グループのサステナビリティ経営について
森永乳業グループは、コーポレートスローガン「かがやく“笑顔”のために」のもと、サステナビリティ経営の実現を目指し、「『おいしいと健康』をお届けすることにより、豊かな“日常・社会・環境”に貢献し、すべての人のかがやく笑顔を創造し続けます」というサステナビリティビジョンを掲げています。このサステナビリティビジョンの実現に向けた活動を推し進めるべく、2022年に「サステナビリティ中長期計画2030」を策定しました。『おいしいと健康』 をお届けするための商品の開発・販売、ライフスタイルをより良くするサービスの提供はもちろん、地域コミュニティとの共生を目指し、お客さまの健康で幸せな生活に貢献したいと考えています。
三井不動産グループのSDGsへの貢献について
https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわち ESG 経営を推進しております。三井不動産グループの ESG 経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する 「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。また、2021年11月には「脱炭素社会の実現」、「ダイバーシティ&インクルージョン推進」に関し、下記の通りグループ指針を策定しました。今後も、当社グループは街づくりを通じた社会課題の解決に向けて取り組んでまいります。
(参考)
・「脱炭素社会実現に向けグループ行動計画を策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1124/
・「ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言および取り組み方針を策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1129_02/