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市や企業との連携で子育ての課題解決へ
子育て支援利用促進サービスの実証実験を柏市で開始

2023年11月9日
株式会社ギックス
三井不動産株式会社
一般社団法人UDCKタウンマネジメント

株式会社ギックス(代表取締役CEO 網野 知博、以下「ギックス」)、三井不動産株式会社(代表取締役社長 植田 俊、以下「三井不動産」)、一般社団法人UDCKタウンマネジメント(以下「UDCKタウンマネジメント」)は、子どもを持つ親同士の交流、子育て施設の訪問、子育てに役立つアプリの利用などで特典を付与する取り組み「子育て支援スタンプラリー」を12月15日(金)より柏市にて開始します。

子育てが始まると生活環境やライフスタイルが大きく変化しますが、新たなコミュニティを形成したり、地域の子育て支援サービスを知るためには大きな労力が必要です。このような課題意識の元、三井不動産とUDCKタウンマネジメントは、昨年より、「柏市後援子ども一時預かり」の実証実験(現在、第3弾開催中)に取り組むなど、柏の葉スマートシティにて子育て支援に取り組んでおります。

今般、子育て世帯の交流を促進し、柏市内の子育て支援拠点、民間の子育て施設・イベントなど、公と民の連携によって地域の子育て支援サービスを周知していくために、ギックス、三井不動産、UDCKタウンマネジメントは「子育て支援スタンプラリー」を開始することといたしました。なお、「子育て支援スタンプラリー」はギックスの提供するキャンペーン実施・運営・管理ツール「マイグル」を利用してサービス提供しています。

本リリースのポイント

  • 子育ての課題を市や企業との連携で解決する、デジタルを活用した取り組みを開始。
  • 子育て世帯の交流、柏市内の子育て支援拠点を訪問、民間の子育て施設訪問・イベント参加など、子育てに役立つサービスを利用することで、デジタル上でスタンプが貯まり特典がもらえる仕組みを開発・提供。
  • 子育てによるライフスタイル変化を地域ぐるみで支援する取り組みとして実証し、子育てに課題を抱える地域に広く展開。


「子育て支援スタンプラリー」のイメージ

<実証実験の概要>

  • 対象者: スマートライフパス会員
  • 参加方法: 「スマートライフパス」上から「子育て支援スタンプラリー」に参加
  • 実証実験期間: 2023年12月15日(金)~2024年2月14日(水)

<実証実験における各企業の役割と狙い>

三井不動産、UDCKタウンマネジメント、ギックスは柏市で「子育て支援スタンプラリー」の有効性を実証し、子育てを課題とする地域に広く利用可能な仕組みとして提供を広げる予定です。

  • 三井不動産はBIPROGY株式会社と共同で、パーソナルデータ連携のプラットフォーム「Dot to Dot」(※)を開発しました。
  • UDCKタウンマネジメントはポータルサイト「スマートライフパス」を運営し、「Dot to Dot」や「子育て支援スタンプラリー」の利用方法を住民へ告知し、問い合わせ対応を担うITコンシェルジュを運営するほか、柏市内の子育て支援拠点、参加企業との連携も担います。
  • ギックスは子育て支援スタンプラリーのベースとなるキャンペーン実施・運営・管理ツール「マイグル」を提供します。

<子育て支援スタンプラリーについて>

「子育て支援スタンプラリー」はギックスが提供するキャンペーン実施・運営・管理ツール「マイグル」(https://www.mygru.jp/)がベースとなっています。「マイグル」は、購買や来訪、拠点情報など、様々なデータ連携を想定したサービスとなっており、提供者の目的や課題意識に沿って制度設計をすることができます。今回の柏市での取り組みにおいては、「ママ友パパ友登録」といった、子育てが始まった親同士が交流を始める“きっかけづくり”も考慮した仕組みを導入しました。
「子育て支援スタンプラリー」に参加すると、子育てに関わる様々なサービスを利用することでスタンプが貯まります。具体的なスタンプを獲得できる活動は以下の通りです。

  • 子どもを持つ親同士が「子育て支援スタンプラリー」上のQRコードを読み取る「ママ友パパ友登録」
  • 柏市内の子育て支援拠点に訪問し、設置された二次元バーコードの読み取り
  • 子育て関連のイベント参加
  • スマートライフパスと連携するサービスの利用

「子育て支援スタンプラリー」ではスタンプの獲得状況に応じた「チャレンジ」が設定されており、チャレンジを達成するとスマートライフパス上でポイントが付与されます。「子育て支援スタンプラリー」の参加者はポイント獲得を目的にしながら自然と、子育てに有効な地域のサービスを知ることができます。

「Dot to Dot」によるパーソナルデータ連携とは

柏の葉エリアでは、「健康長寿」「新産業創造」「環境共生」の3つのテーマを掲げて、街づくりを行ってきました。特に「健康長寿」に関しては、三井不動産を中心にNCC東病院をはじめとする医療機関や大学、スタートアップなどと連携し、あらゆる世代の健康促進を支援するサービスを展開しています。その中で柏の葉に関わる生活者の方を対象に、複数のヘルスケア関連サービスをご利用いただけるポータルサイトとして2020年にサービスを開始したのが「スマートライフパス柏の葉」です。「スマートライフパス柏の葉」では、登録したユーザーが日々の健康管理や健康アドバイスなどのサービスを利用できるだけではなく、独自開発した安全性の高いネットワーク環境「Dot to Dot」を活用することで、提携サービス間におけるパーソナルデータの連携が可能となり、データ連携による新しいサービスを利用することができます。なお、パーソナルデータは、利用者の同意がないと連携はされないのが特徴です。

<参考リリース>
スマートライフパス柏の葉を活用した、子どもの一時預かりサービス実証実験を開始。生活者に密着した意見を、後援・協力の柏市子育て支援へ活用
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2022/1006_03/
生活をより豊かにするためのポータルサイト 「スマートライフパス柏の葉」11月26日より開始
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2020/1126_01/
三井不動産、日本ユニシス パーソナルデータが、本人の意思に基づき、安心・安全に流通する プラットフォーム「Dot to Dot」を共同開発
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2020/1126_02/

■三井不動産グループのSDGsへの貢献について

https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。当社グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。また、2021年11月には「脱炭素社会の実現」、「ダイバーシティ&インクルージョン推進」、2023年3月には「生物多様性」に関し、下記の通りグループ指針を策定しました。今後も、当社グループは街づくりを通じた社会課題の解決に向けて取り組んでまいります。

【参考】
・「脱炭素社会実現に向けたグループ行動計画」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1124/
・「ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言および取り組み方針」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1129_02/
・「グループ生物多様性方針を策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2023/0413/

*本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における 2 つの目標に貢献しています。

目標11 住み続けられるまちづくりを
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう