〜三井不動産グループ 「グッドデザイン賞」13年連続受賞〜
【スマートフローリングプロジェクト(自社グループ国内保有林活用による社会貢献)】
【ファインコート目黒〜元競馬南泉公園〜】
【カーシェアリング用電気自動車から住宅への給電システム】など
4部門5プロジェクト受賞
平成24年10月1日 三井不動産株式会社、三井不動産レジデンシャル株式会社
三井不動産グループでは、下記5プロジェクトが、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2012年度グッドデザイン賞」を受賞いたしましたのでお知らせいたします。なお、今般の受賞により、当社グループは13年連続の受賞となります。
<受賞プロジェクト一覧>
- 【スマートフローリングプロジェクト(自社グループ国内保有林活用による社会貢献)】
(広告、宣伝、ブランド構築、CSR活動部門受賞)
自社グループ国内保有林をフローリング材に活用することによる社会貢献 -
【ファインコート目黒〜元競馬南泉公園〜】
東京都目黒区(住宅・住宅設備部門受賞)
元目黒競馬場跡地という街の歴史を継承、地域貢献となるコミュニティの場として提供公園を開発
- 【ファインコートひばりヶ丘ハナノキの街】
東京都東久留米市(住宅・住宅設備部門受賞)
地域に貢献する防災設備を設置した公園を中心とする、全35戸の都市型戸建住宅開発 - 【カーシェアリング用電気自動車から住宅への給電システム(V2H)】
(公共領域のためのサービス・システム部門受賞)
カーシェアリング用電気自動車を停電時の非常用電源として活用するシステム - 【集合住宅の防災デザイン「複層防災プログラム」】
(ビジネスメソッド、ビジネスマネージメント部門受賞)
災害時に想定される様々な「もしも」を時系列で整理し複層的に備える防災プログラム
スマートフローリングプロジェクト
ファインコート目黒〜元競馬南泉公園〜
当社グループは、今後も「都市に豊かさと潤いを」というグループステートメントのもと、各プロジェクトへの取り組みを通じて、魅力ある街づくりや住まいづくりを行い、社会の発展と豊かな暮らしの実現を目指してまいります。
三井不動産グループでは、グループロゴである「 (アンド)」マークに象徴される「共生・共存」、「多様な価値観の連繋」の理念のもと、グループビジョンに「 (アンド・アース)」を掲げ、当社グループのまちづくりが常に地球とともにあることを認識し、人と地球がともに豊かになる社会をめざしています。
* 「 (アンド)」マークの理念とは、これまでの社会の中で対立的に考えられ、とらえられてきた「都市と自然」「経済と文化」「働くことと学ぶこと」といった概念を、「あれかこれか」という「or」の形ではなく、「あれもこれも」という形で共生・共存させ、価値観の相克を乗り越えて新たな価値観を創出していくもので、平成3年4月に制定されました。
以上
*補足
【広告、宣伝、ブランド構築、CSR活動部門】
コーポレートアイデンティティ、ブランディング、CM、企業広報など
【住宅・住宅設備部門】
商品住宅、工業化住宅、個人住宅、集合住宅など
【公共領域のためのサービス・システム部門】
雇用創出プログラム、納税システム、パブリックコメントシステム、電子政府システムなど
【ビジネスメソッド、ビジネスマネージメント部門】
教育メソッド、創造性開発手法、プロジェクトマネージメント、再生ソリューションなど
各プロジェクト概要
1.【スマートフローリングプロジェクト(自社グループ国内保有林活用による社会貢献)】
(広告、宣伝、ブランド構築、CSR活動部門受賞)
三井不動産グループの環境への取り組みの一環であり、SGEC森林認証を受けた自社グループ保有林の国産針葉樹をフローリング材に活用した社会貢献プロジェクト。この材の利用により、木材の使用部位が限定的な都市部のRC造建築物(マンション等)などで国産材の大量かつ長期的な活用が可能に。自社グループが提供する分譲マンション・賃貸マンションや戸建住宅で展開し、国土保全や林業の活性化といった国家課題や、CO2排出量削減等の環境課題への貢献を目指している。
事業主体者:三井不動産株式会社
2.【ファインコート目黒〜元競馬南泉公園〜】東京都目黒区(住宅・住宅設備部門受賞)
目黒競馬場跡地、約6000m2を超える49邸の都市型戸建住宅街の中心となる提供公園を開発。地域住民が深い愛着をもつ“目黒競馬場”という記憶を、公園の名称やデザインモチーフに取り入れることでこの地の歴史を未来へ継承。コンセプトの異なる3つの広場を公園内に設置することで、地域の様々な世代の方が集うコミュニケーションの場として地域コミュニティの一体化に寄与する付加価値を創造し、戸建開発にともなう提供公園の計画を通して地域に貢献することを目指した。
事業者 | 三井不動産レジデンシャル株式会社 |
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所在地 | 東京都目黒区下目黒5-24 |
交通 | JR山手線「目黒」駅徒歩19分、東急目黒線「武蔵小山」駅徒歩14分 |
開発面積 | 6190.26m2 |
公園面積 | 371.45m2 |
総戸数 | 49戸 |
構造規模 | 木造 地上2階建 |
敷地面積 | 100.00m2(7戸)〜125.01m2(2戸) |
延床面積 | 94.56m2(1戸)〜124.3m2(1戸) |
設計 | 三井ホーム株式会社 株式会社エヌエイ設計 |
施工 | 三井ホーム株式会社 みらい建設工業株式会社 |
着工 | 平成23年4月 |
竣工 | 平成25年1月(予定) |
“元競馬場”の記憶を計画に取り込み、地域と共に歳月を重ねていく49邸の街並み |
競馬場のコースをモチーフにし、3つの楕円形の広場を配した提供公園 |
3.【ファインコートひばりヶ丘ハナノキの街】東京都東久留米市(住宅・住宅設備部門受賞)
防災設備を設置した公園を中心とする全35戸の都市型戸建住宅街開発。「家族のつながり」「入居者同士のつながり」「本住宅街と地域のつながり」という『3つのつながり』をテーマに計画した。家族の触れ合いを促進する住戸プラン、入居者同士が気軽に触れ合える広場のようなオープンスペース、災害時には地域に貢献する「かまどベンチ」や「トイレスツール」等の防災設備を設置した公園などが、テーマの実現に寄与している。
事業者 | 三井不動産レジデンシャル株式会社 |
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所在地 | 東京都東久留米市中央町4丁目1735番47他(地番) |
交通 | 西武池袋線「ひばりヶ丘」駅下車バス7分 バス停から徒歩5分 |
開発面積 | 5116.60m2 |
公園面積 | 307.01m2 |
総戸数 | 35戸 |
構造規模 | 木造 地上2階建 |
敷地面積 | 111.68m2(2戸)〜126.25m2(1戸) |
延床面積 | 88.39m2(1戸)〜92.82m2(1戸) |
設計・施工 | 株式会社エステーホーム |
着工 | 平成24年1月 |
竣工 | 平成24年9月 |
家族・住民・地域がつながる、防災に配慮した公園のある住宅開発 |
入居者同士がふれあう、広場のような道路沿いのオープンスペース |
4.【カーシェアリング用電気自動車から住宅への給電システム(V2H)】
(公共領域のためのサービス・システム部門受賞)
マンション専用のカーシェアリング車両に電気自動車を用い、電気自動車から住宅への給電設備(Vehicle to Home)と組み合わせたシステム。災害などによる停電時に集会室などのマンション共用部分に電力を給電することで共助活動を円滑にする。電気自動車のカーシェアリングによる環境負荷低減に加えて、停電に備えた非常用発電機、太陽光発電設備、蓄電池と並び電源の複層化に寄与する新たな付加価値を創造している。
V2H設備本体(右側) |
V2H設備と電気自動車の接続 |
停電時利用の概念図
本システム採用事例 パークホームズ大倉山 |
本システム採用事例 パークタワー豊洲(外観完成予想CG) |
5.【集合住宅の防災デザイン「複層防災プログラム」】(ビジネスメソッド、ビジネスマネージメント部門受賞)
災害時の「もしも」を時系列で想定し複層的に備えるプログラム。4つの防災デザイン「建物で守る」「ライフラインを保つ」「共助活動を円滑にする」「防災意識を高める」を設定し、それぞれ備えるだけではなく、「建設時→入居後→災害発生→避難→被災生活→長期化」という時系列でその時々に起こりうる「もしも」を想定し、複層的に対処方法を策定。防災ディレクターのNPO法人プラス・アーツの知見を盛り込み、防災イベントなどのソフトコンテンツにも注力している。
複層防災プログラム「モシモニ」ロゴ(左上) 4つの防災デザイン(右上)
4つの防災デザインの時系列プロット図(下)
▲クリックすると拡大します
本プログラムモデル事例 パークシティ武蔵小杉ザ グランドウィングタワー (外観完成予想イラスト) |
本プログラムモデル事例 パークタワー東雲(外観完成予想CG) |