三井不動産 「先進的な物流施設」の開発加速
2017年度までに約2,000億円を投資
首都圏、大阪で新たに6物件の開発決定
平成25年1月17日
三井不動産株式会社
三井不動産株式会社(所在:東京都中央区 代表取締役社長 菰田正信)は、昨年4月に物流施設事業部を新設、当社グループのノウハウを結集し、多様化する価値観に応える「先進的な物流施設」の開発を加速してまいります。近年の3PL事業者や通販・Eコマース市場の伸長による機能性に富んだ物流施設の需要の高まりや、当社CRE営業において把握する企業の工場等の事業拠点再編需要の高まりを背景に、当社は日本の物流ビジネスの更なる発展に貢献できるよう努めてまいります。
当社は、今年度からスタートした「イノベーション2017」(2012~2017年度グループ中長期経営計画)において「国内事業の競争力強化」を掲げております。物流施設事業をその重要な要素のひとつと位置付け、今後2017年度までに約2,000億円を投資し、年4~5物件の物流施設の開発を行ってまいります。
物流施設事業においても、総合デベロッパーとしての当社グループの強みを活かします。
- 多様なチャネルやCRE営業ネットワークを通じた事業機会の獲得
- オフィスビル、商業施設、住宅などの開発で培ったノウハウの活用
- オフィスビル事業における約3,000社、商業施設事業における約2,100社のテナント企業とのリレーション・ネットワークを活用した情報取得やテナント誘致
- 投資家共生モデルの実績を活かしたさまざまな投資家とのリレーション
(物流専門REITの立上げも検討)
当社が開発・運営する物流施設の名称は「三井不動産ロジスティクスパーク(略称:MFLP)」とし、“効率的な物流機能の実現”、“地球環境への配慮”、“BCP対策”、“従業者が快適に過ごせる環境作り”など、テナント企業のニーズにもお応えした「先進的な物流施設」を開発してまいります。
今般、首都圏5物件(東京都日野市、埼玉県久喜市、埼玉県八潮市、千葉県船橋市、神奈川県愛甲郡愛川町)、大阪1物件(大阪府堺市)、計6物件の新たな大型物流施設の開発が決定しました。昨年12月に着工した第一号物件「GLP・MFLP市川塩浜」(千葉県市川市。GLプロパティーズ株式会社との共同事業)を加え、計7物件の物流施設の開発を推進します。

「三井不動産ロジスティクスパーク八潮」イメージ

「三井不動産ロジスティクスパーク堺」イメージ
三井不動産グループでは、グループのロゴである「(アンド)」マークに象徴される「共生・共存」、「多様な価値観の連繋」の理念のもと、グループビジョンに「
(アンド・アース)」を掲げ、当社グループのまちづくりが常に地球とともにあることを認識し、人と地球がともに豊かになる社会をめざしています。
*「(アンド)」マークの理念とは、これまでの社会の中で対立的に考えられ、とらえられてきた「都市と自然」「経済と文化」「働くことと学ぶこと」といった概念を「あれかこれか」という「or」の形ではなく、「あれもこれも」という形で共生・共存させ、価値観の相克を乗り越えて新たな価値観を創出していくもので、1991年4月に制定されました。
「三井不動産ロジスティクスパーク(略称:MFLP)」について
【施設の特徴】
【共通名称】
三井不動産ロジスティクスパーク○○ (略称:MFLP○○)
※○○は開発地域名等
【ロゴマーク】
ロゴマークは、「MFLP」の 大胆な配置と「手書きのエレメント」から構成されています。
「MFLP」は、力強い書体を用い、文字を手書きのエレメントに貫通させることにより、物流が支える流通システムの確実性とダイナミックスを表現しています。
「手書きのエレメント」は、三井不動産の基本理念である「&」マークをモチーフにしております。「固い書体」と「手書きのエレメント」を同時に配置し、デザインすることで、相反する感性を同時に表現しており、&マークが持つ「共生・共存」「多様な価値観の連繋」をより強調しています。
物件エリアマップ
【首都圏】
【大阪】
物件概要
■三井不動産ロジスティクスパーク船橋(MFLP船橋)
三井ショッピングパークららぽーとTOKYO-BAYの南側駐車場の一部を活用して、物流施設を開発します。国道357号の近くに位置しており、2013年度中に供用開始予定の東関東自動車道「谷津船橋IC」により、都心部へのアクセスがさらに便利な立地となります。また2015年度には高谷JCTの整備によって東関東自動車道が外環道に接続し、首都圏全域への広域配送拠点として利用することが可能になります。
所在地 | 千葉県船橋市浜町2 |
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アクセス | 京葉道路「花輪IC」 約1.8km 東関東自動車道水戸線「谷津船橋IC」約2.2km(2013年度開業予定) JR京葉線「南船橋駅」 約0.6km |
敷地面積 | 約60,000m2(18,000坪) |
【位置図】
■三井不動産ロジスティクスパーク八潮(MFLP八潮)
首都高三郷線「八潮南IC」、首都高川口線「新郷IC」より東京都心へのアクセスが非常に至便であり、東京外環道「草加IC」より首都圏への配送拠点としても活用できるため、物流の拠点として利便性が非常に高い施設となります。
- イメージパース(今後変更の可能性があります。)
所在地 | 埼玉県八潮市南後谷99 |
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アクセス | 東京外環自動車道「草加IC」 約4.4km 首都高速道路三郷線「八潮南IC」 約4.2km 首都高速道路川口線「新郷IC」約5.6km 東武伊勢崎線「草加」駅 徒歩18分 |
敷地面積 | 23,400m2(7,000坪) |
延床面積 | 42,000m2(12,700坪) |
構造 | 地上4階建(倉庫部分は3階建)/S造 |
着工 | 2013年5月(予定) |
竣工 | 2014年2月(予定) |
【位置図】
■三井不動産ロジスティクスパーク久喜(MFLP久喜)
埼玉県久喜市の「清久工業団地」内に立地する当該地は、東北道「久喜IC」より約3.6km、圏央道「白岡菖蒲IC」より約3.0kmの場所に位置し、首都圏と東北方面を結ぶ交通要所となる場所にあります。また、2013年度中に圏央道の「白岡菖蒲IC」と「桶川北本IC」が接続予定であり、首都圏全域への広域配送も可能となる物流拠点となります。
所在地 | 埼玉県久喜市清久町 |
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アクセス | 東北自動車道「久喜IC」約3.6km 圏央道「白岡菖蒲IC」約3.0km |
敷地面積 | 35,000m2(10,500坪) |
延床面積 | 74,500m2(22,500坪) |
【位置図】
■三井不動産ロジスティクスパーク日野(MFLP日野)
国道16号線、20号線の近くに立地しており、中央自動車道「八王子IC」からも約5.0kmとアクセスが良く、またJR中央本線「豊田駅」からも徒歩約10分と通勤の便も良く、首都圏への物流拠点としての非常に便利な立地となります。また、2013年度の圏央道の開通によって首都圏全域への広域配送拠点となることが期待できます。
所在地 | 東京都日野市旭が丘3-1-1 |
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アクセス | 中央自動車道「八王子I.C.」約5.0km JR中央本線「豊田」駅徒歩10分 |
敷地面積 | 97,500m2(29,500坪) |
【位置図】
■三井不動産ロジスティクスパーク厚木(MFLP厚木)
多数の工場・倉庫が集積する神奈川県下最大の工業団地「内陸工業団地」内に立地します。当該地より約3.0kmに「相模原愛川IC」が2012年度中に供用開始となり、2013年度には圏央道(相模縦貫道)の整備により首都圏全域の広域配送に適した利便性の高い環境となります。
所在地 | 神奈川県愛甲郡愛川町中津4021 |
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アクセス | 圏央道「相模原愛川IC」 約3.0km(2012年度開業予定) 小田急線「本厚木」駅 バス23分徒歩2分 |
敷地面積 | 20,500m2(6,200坪) |
延床面積 | 43,700m2(13,200坪) |
【位置図】
■三井不動産ロジスティクスパーク堺(MFLP堺)
関西における三井不動産初の物流施設となります。当該地に隣接する阪神高速道路「三宝IC」が2012年度中に供用開始となり、また、2014年度には阪神高速大和川線の整備により近畿道に接続し広域配送に適した利便性の高い施設となることが期待されます。
- イメージパース(今後変更の可能性があります。)
所在地 | 大阪府堺市築港八幡町 |
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アクセス | 阪神高速4号線「三宝IC」隣接(2013年12月末開通予定) 阪神高速15号線「住之江IC」 約3.0km 南海本線「堺」駅 バス6分徒歩1分 |
敷地面積 | 57,700m2(17,400坪) |
延床面積 | 133,000m2(40,200坪) |
構造 | 地上5階建/S造/免震構造 |
着工 | 2013年8月(予定) |
竣工 | 2014年10月(予定) |
【位置図】
<参考>
■GLP・MFLP市川塩浜 (※2012年3月リリース発表済み)
所在地 | 千葉県市川市塩浜1-6-2 |
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アクセス | JR京葉線「市川塩浜」駅 徒歩13分 首都高湾岸線「千鳥町IC」 約1.0km |
敷地面積 | 52,800m2(15,900坪) |
延床面積 | 121,000m2(36,600坪) |
構造 | 地上5階建/PC造/免震構造 |
着工 | 2012年12月 |
竣工 | 2013年12月(予定) |
【位置図】