マレーシア住宅事業「ジオ・レジデンス」472戸着工
-日本企業初 マレーシア最大手ディベロッパーサンウェイ社との共同分譲事業-
平成26年7月1日
三井不動産株式会社
三井不動産レジデンシャル株式会社
三井不動産株式会社は、「三井不動産アジア」(三井不動産と三井不動産レジデンシャルの共同出資会社:所在地シンガポール)を通じて、マレーシアのプタリン郡(クアラルンプール市に隣接し、クアラルンプール中心地から約15km)で、マレーシアの最大手ディベロッパーの一つであるサンウェイ社との共同事業として472戸のマンション事業、「ジオ・レジデンス」に参画しておりますが、今般、本体建築工事に着手いたしましたのでお知らせいたします。なお、竣工時期は2017年を予定しております。
「ジオ・レジデンス」完成予想パース
サンウェイ社は、1974年設立のマレーシア上場ディベロッパーであり、時価総額約1,600億円(2014年3月時点)、グループ従業員約12,000名という規模を持つ企業です。当社は日本企業として初めて、マレーシア不動産業の最大手企業の一つであるサンウェイ社と共同分譲事業を行っております。なお、事業推進においては、これまで日本国内やシンガポールで培ってきた住宅開発・マーケティングなどのノウハウを最大限に活かして開発事業を推進してまいります。
「ジオ・レジデンス」は、サンウェイ社が1986年から約30年をかけて開発を進めている大規模複合開発プロジェクト、サンウェイリゾートシティに位置し、かつその豊富な都市機能を背景にし、国際色豊かなインターナショナル・コミュニティ形成を目指すサンウェイサウスキーの住宅開発の核として建設されます。サンウェイリゾートシティは、ファイブスターホテル「サンウェイリゾートホテル」、店舗数800を超える大規模商業施設「サンウェイピラミッド」、7,000戸以上の住宅、エンターテイメント施設、病院、オフィス、教育施設などから構成される複合都市です。また既存のKTM線(クアラルンプール市内および郊外の鉄道路線)と2015年までに拡張されるLRT線(クアラルンプール市内の鉄道路線)に接続する新たな交通インフラとして、当エリア内に高架式バス高速輸送システム(BRT)が2015年に整備される予定です。
サンウェイリゾートシティパース(航空写真に「ジオ・レジデンス」CGを合成・加工したもの)
当社グループは海外事業を成長分野の一つに位置づけ、マレーシアでは「三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港(KLIA)」(2015年開業予定)や、クアラルンプール中心エリアの住宅事業「ザ・ミューズ」を推進中です。その他アジアではシンガポール、タイ、インドネシアや中華人民共和国でも住宅事業に参画し、また、中華人民共和国「杉井アウトレット広場・寧波」、「ららぽーと上海金橋」(2017年開業予定)や、台湾「台湾林口アウトレット計画」(2015年開業予定)、などの商業施設についても事業展開しております。なお2012年に公表した2017年度までのグループ中長期経営計画「イノベーション2017」では、計画期間中に欧米・アジアにおいて約5,000億円の投資を行うことを表明しています。
【計画概要】
所在地 | マレーシア セランゴール州 プタリン郡 バンダーサンウェイ |
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交通 | 既存の最寄り駅KTM線「Setia Jaya」駅 |
敷地面積 | 約27,520m2 |
専有面積 | 住宅約46,661m2 |
規模 | 地上34階のタワー2棟 |
戸数 | 住宅472戸 |
スケジュール | 2014年7月 本体工事着工 2017年 顧客引渡予定 |
※サンウェイ社について
- 1974年に設立された、傘下に不動産会社や建設会社を持つマレーシアの上場大手ディベロッパー。
- 不動産業、建設業にくわえ、建材、採石事業なども手掛ける。2010年にはSunway REITを上場。
- 不動産業は、複合開発(住宅・商業・ホテル)を中心に、マレーシア各地および海外にも事業展開。
- 時価総額約1,600億円(2014年3月時点)。