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東南アジアでの分譲住宅事業を加速
タイ バンコクで新たに2つの超高層マンション事業(計約1,330戸)に参画決定

平成26年9月16日
三井不動産株式会社
三井不動産レジデンシャル株式会社

三井不動産株式会社と三井不動産レジデンシャル株式会社は、「三井不動産アジア」(三井不動産と三井不動産レジデンシャルの共同出資会社:所在地シンガポール)を通じて、タイの首都バンコクの中心エリアにおいて2つの超高層マンション事業(計約1,330戸)に参画することを決定いたしましたので、お知らせいたします。

この度参画を決定した2つの事業は、バンコクのアソークに位置する「アシュトン・アソーク」と、ラチャテウィに位置する「イデオQサイアム・ラチャテウィ」で、いずれもバンコクの都心部に位置することが特徴です。

  1. 「アシュトン・アソーク」:50階建783戸(予定)
    計画地は、オフィス・商業施設・ハイエンド住宅が集積した地域で、バンコクで最も人気のある住宅エリアの一つであるスクンビットエリアに位置しております。その中でも、BTS(高架鉄道)アソーク駅とMRT(地下鉄)スクンビット駅の2駅・2路線が利用可能、かつMRTスクンビット駅からは徒歩1分という交通利便性の高い場所です。この立地の稀少性を活かすべく、建物上層部にプールやフィットネス、ライブラリーを設置するなど、共用部を充実させ、さらなる付加価値向上を図ります。
  2. 「イデオQサイアム・ラチャテウィ」:36階建550戸(予定)
    計画地は、バンコクの主要商業エリアであるサイアム商業エリアに近接し、バンコク屈指の商業施設「サイアム・パラゴン」等へも容易にアクセスができる、生活利便性の高いエリアに位置しております。また最寄りのBTSラチャテウィ駅からは390mで、同駅からスクンビットエリアへはBTSで5駅、首都バンコクのオフィス街の中心であるシーロム/サトーンエリアへはBTSで3駅(BTSサイアム駅で乗換え)とスムーズにアクセス可能であり、交通利便性も高いことが特徴です。建物企画としてはプライベートリフト(各住戸ごとに専有のエレベーターの出口があるプラン)やインフィニティプール(端の境界線が見えないプール)の採用で周辺物件との差別化を図ります。

本2物件が加わり、当社の東南アジアで事業推進中の住宅物件は計11物件、商業施設およびホテルを加えると計13物件となります。(分譲済みの住宅事業は除く)


「アシュトン・アソーク」完成予想パース

「イデオQサイアム・ラチャテウィ」完成予想パース

バンコクの不動産マーケットは長期間安定的に成長を続けてきており、中間所得層の人口が増加していることから住宅需要が強いマーケットとなっております。バンコクでは既に、今回2つの事業を共同で行う「アナンダ社」と、1,598戸のマンション事業「イデオQチュラサムヤーン」を推進中で、当事業は好調に進ちょくしております。「アナンダ社」はマンションの販売においてバンコクで2位、タイ全国で3位(いずれも2013年実績)の有力住宅デベロッパーです。当社は、事業推進においてこれまで日本国内やシンガポールで培ってきた住宅開発・マーケティングなどのノウハウを最大限に活かし、アナンダ社と共同で開発事業を推進してまいります。

当社グループは海外事業を成長分野の一つに位置づけ、アジアではタイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアや中華人民共和国でも住宅事業に参画し、また、マレーシア「(仮称)三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港(KLIA)」や、中華人民共和国「杉井アウトレット広場・寧波」、「ららぽーと上海金橋」(2017年開業予定)、台湾「台湾林口アウトレット計画」(2015年開業予定)、などの商業施設についても事業展開しております。なお2012年に公表した2017年度までのグループ中長期経営計画「イノベーション2017」では、計画期間中に欧米・アジアにおいて約5,000億円の投資を行うことを表明しています。

【計画概要(予定)】

(1)アシュトン・アソーク

所在地 タイ バンコク ワッタナー区クロントーイヌエア アソーク(スクンビット21)
交通 地下鉄(MRT)スクンビット駅 徒歩1分
高架鉄道(BTS)アソーク駅 徒歩4分
敷地面積 4,598m2
専有面積 住宅 28,259m2
規模 50階建
戸数 783戸
スケジュール 2014年10月 販売開始
2015年2月 建物着工
2017年8月 建物竣工

(2)イデオQサイアム・ラチャテウィ

所在地 タイ バンコク ラチャテウィ区 パヤタイ ペッチャブリ
交通 高架鉄道(BTS)ラチャテウィ駅 徒歩5分
敷地面積 3,884m2
専有面積 住宅 20,806m2、商業 200m2
規模 36階建
戸数 550戸
スケジュール 2014年10月 販売開始
2014年12月 建物着工
2017年1月 建物竣工
  • アナンダ社について
  • 1999年に設立され、2012年12月にタイ証券取引所に上場したタイ有力住宅デベロッパー。
  • 傘下に住宅管理会社、仲介会社、建設会社を持ち独自のバリューチェーンを構築しており、また、潜在顧客を会員とした会員組織も運営。
  • 快適な都心居住のライフスタイルをメディアを通じて提案し、都心の駅から近い物件に注力している。
  • 時価総額約390億円(2014年9月時点)、売上高295億円(2013年度)。

位置図


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バンコクのBTS(高架鉄道)、MRT(地下鉄)、ARL(エアポートレールリンク)の路線図


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当社が東南アジアで事業推進中の物件一覧(分譲済みの住宅事業は除く)

事業形態 計画地 物件名 着工 竣工
(予定)
共同事業者
分譲住宅 タイバンコク アシュトン・アソーク 2015/2予定 2017/8 アナンダ
分譲住宅 タイバンコク イデオQサイアム・ラチャテウィ 2014/12予定 2017/1 アナンダ
分譲住宅 タイバンコク イデオQチュラサムヤーン 2014/6 2016 アナンダ
分譲住宅 シンガポール ネイザンスイーツ 2010/9 2014/7 ホンリョン
分譲住宅 シンガポール バートレーリッジ 2013/3 2016/5 ホンリョン
分譲住宅 シンガポール キャンベラドライブ 2015/2予定 未定 ホンリョン
分譲住宅 シンガポール イーシュン51 2015/5予定 未定 ホンリョン
分譲住宅 マレーシア
クアラルンプール
ザ・ミューズ 2014/7 2017 E&O
分譲住宅 マレーシア
プタリンジャヤ
ジオ レジデンス 2014/7 2017 サンウェイ
分譲住宅 インドネシア
ジャカルタ
チトラガーデンシティ 2014/11予定 2018 チプトラレジデンス
分譲住宅 インドネシア
タンゲラン
チトララヤエコポリス 2013/10 未定 チプトラレジデンス
ホテル シンガポール セントレジス 稼働中 稼働中 ホンリョン
商業施設 マレーシア
クアラルンプール
(仮称)三井アウトレットパーク
クアラルンプール国際空港
2014/4 2015年初頭 Malaysia Airports Holdings Berhad
  • 他アジア都市では、中国で商業施設事業「杉井アウトレット広場・寧波」「(仮称)ららぽーと上海金橋」ならびに分譲住宅事業を、台湾で商業施設事業「(仮称)台湾林口アウトレット計画」を推進しております。