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ロンドンの街づくり型大規模再開発事業
「テレビジョンセンター再開発計画 西オフィス棟」着工
米・大手アパレル企業とオフィス賃貸借契約を締結

2021年3月23日
三井不動産株式会社

本リリースのポイント

  • ロンドンを代表する再開発エリアにおける「テレビジョンセンター再開発計画」にて、第1期の最終区画 である西オフィス棟の建設工事が着工
  • 西オフィス棟において、米・大手アパレル企業「PVH」とのオフィス賃貸借契約を締結

三井不動産株式会社(所在:東京都中央区 代表取締役社長:菰田正信)は、この度、英国子会社Mitsui Fudosan (U.K.) LTD(英国三井不動産、取締役社長:中村知勇)を通じ、2015年より開発を進めてきたロンドンの「テレビジョンセンター再開発計画」において、西オフィスである棟(以下、「本建物」)の着工したことをお知らせいたします。なお、本建物は、2018年に大部分が竣工した「テレビジョンセンター再開発計画」第1期における最終区画となります。また、本建物においてCalvin KleinやTommy Hilfiger等有名ブランドを傘下に保有する米・大手アパレル企業であるPVH Corp.の英国現地法人(以下、「PVH社」)と賃貸借契約を締結したことを併せて発表いたします。PVH社との契約面積は約4,650m2に及び、同社の英国本社として使用される予定です。本契約により、本建物の総貸付面積の約43%が契約済みとなります。なお、本建物の竣工は2023年上期を予定しています。

本プロジェクトは、ロンドン市中心部のウェストエンドから西へ約6kmのホワイトシティエリアに位置します。当該エリアはロンドンを代表する再開発エリアのひとつで、当社の開発物件に加え、インペリアル・カレッジの新キャンパスや大型ショッピングセンター「ウェストフィールド」も開発されています。また、ヒースロー国際空港へのアクセスも良好であり、多国籍企業のオフィス需要も高いエリアです。当社グループは、英国の公共放送局であるBBCが本エリアに所有していた土地・建物を2012年に取得して以降、開発を推進しております。2015年6月に同BBCから取得した近接の「ホワイトシティプレイス再開発計画」を合わせた敷地面積(約124,000m2)は、ロンドンにおける日系企業の都市開発としては最大規模になります。

今般着工する西オフィス棟は、英国大手設計事務所であるモリス・アンド・カンパニー社によってデザインされ、地下1階・地上10階建、総貸付面積約11,000m2の規模となります。また、設計の工夫による資材使用の最小化、ソーラーパネルの設置や竣工後のテナントとの運営面での協力により、二酸化炭素排出量を軽減するなど、環境に配慮した建物造りに努めます。

なお、本プロジェクトは、ロンドン有数のデベロッパーで、当社グループと資本提携しているスタンホープ社を事業パートナーとして事業推進しています。


本建物 外観CG


本建物 テラスCG(1)

本建物 テラスCG(2)


テレビジョンセンター再開発計画 敷地図


テレビジョンセンター再開発計画 空撮写真

■スタンホープ社について

本事業のパートナーであるスタンホープ社は英国の不動産ディベロッパーであり、当社とは2006年より資本提携しています。当社とスタンホープはこれまでにもロンドンにおいて5ハノーバースクエア、8-10ムーアゲート、1エンジェルコートのオフィス開発計画、ホワイトシティプレイス再開発計画、そしてにおいてパートナーシップを組み、事業を推進してまいりました。また、スタンホープ社は環境、社会、経済を意識した、持続可能な開発を理念に置いており、共にSDGs達成に貢献するパートナーと考えています。

■三井不動産グループの海外戦略について

当社グループは、グループ長期経営方針「VISION2025」にて「グローバルカンパニーへの進化」を掲げており、海外事業の飛躍的な成長を目指しています。欧米諸国ではオフィス、住宅など複数の開発事業に取り組んでおり、英国では「テレビジョンセンター再開発計画(第1期)」や「ホワイトシティプレイス再開発計画」、米国では2018年10月に竣工した「55ハドソンヤード」など、複数都市において事業を拡大しており、今後も更なる事業機会の獲得を目指しています。なお、これまでに米国・英国の欧米諸国に加え、中国・台湾・東南アジア・インドなどでも事業を展開しています。

物件概要

「テレビジョンセンター再開発計画」西オフィス棟 (予定)

所在地 Television Centre, London W12
建物規模 地下1階、地上10階建
敷地面積 約20,000sf(約1,900m2
延床面積 約175,000sf (約16,300m2)
総貸付面積 約120,000sf(約11,000m2
用途 オフィス・店舗
スケジュール(予定) 2021年3月 着工
2023年上期 竣工

「テレビジョンセンター再開発計画(第1期)」

所在地 Television Centre, 101 Wood Lane, London
建物規模 テレビジョンセンター(オフィス):地上10階建
分譲住宅:432戸、地上9階建
敷地面積 約418,000sf(約39,000m2
延床面積 約1,350,000sf(約125,000m2
用途 オフィス、分譲住宅、ホテル、クラブ
スケジュール 2015年11月  本体工事着工
2018年11月  全体竣工

ホワイトシティプレイス再開発計画の南側に位置する「テレビジョンセンター再開発計画(第1期)」は、英国のシンボルとされてきたBBCの元本社建物を、分譲住宅、オフィス、ホテル、レストランなどから成るミクストユースの複合施設へと生まれ変わらせた再開発です。再開発による街の魅力向上により、オフィスは満室稼働しています。


「テレビジョンセンター再開発計画」オフィス棟

「テレビジョンセンター再開発計画」分譲住宅

位置図

(広域図)

(狭域図)

三井不動産グループのSDGsへの貢献について

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/esg_csr/
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しています。当社グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。

*なお、本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における3つの目標に貢献しています。

目標 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
目標 11 住み続けられるまちづくりを
目標 17 パートナーシップで目標を達成しよう