~台湾南部における三井不動産初の商業施設事業~
「三井アウトレットパーク 台南」2022年2月25日グランドオープン
2月中旬より一部店舗先行オープン 台南エリア初出店34店舗を含む約190店舗が出店
2022年1月12日
三井不動産株式会社
三井不動産株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長 菰田正信)は、プロジェクト会社「三南奥特莱斯股份有限公司(※)」を通じ、台湾における当社3施設目、台湾南部では初となるアウトレットモール「三井アウトレットパーク 台南」の開発を推進してまいりました。今般、当施設を2022年2月中旬より一部店舗の営業を開始し、2022年2月25日にグランドオープンすることを決定したのでお知らせします。
※当社が本事業の推進のため100%出資し設立したプロジェクト会社
三井アウトレットパーク 台南 外観イメージパース
当施設の開業により、当社は台湾3大都市圏(台北都市圏、台中都市圏、南部都市圏)すべてにおいてアウトレット事業を展開することとなります。開業済みの「三井アウトレットパーク 台湾林口」、「三井アウトレットパーク 台中港」との相乗効果により、台湾において魅力的な三井アウトレットパーク事業を展開してまいります。
本リリースのポイント
- 台湾3大都市圏のひとつである南部都市圏に初進出、台湾3大都市圏すべてでアウトレット事業を展開
- 「Gateway Park Tainan」をテーマにした台南らしさあふれるデザインのアウトレットモール
- 台南エリア初出店34店舗、日系ブランド47店舗を含む約190店舗が集積
1. 立地
台湾3大都市圏のひとつである南部都市圏は、人口約640万人の巨大商圏を有しており、当施設から車で1時間以内の距離には約600万人が居住しています。また、台南市は、年間2,000万人を超える観光客が訪れる古都の薫りに溢れた都市です。
当施設は台南市の中心部から南東へ約16km、高雄市の中心部から北へ約41kmの位置に誕生します。新幹線「台南」駅、在来線沙崙(サルン)線「沙崙」駅に近接し、高速道路のインターチェンジからのアクセスも良い交通利便性の高い立地です。年間利用者が約800万人にのぼる新幹線「台南」駅に近接するだけでなく、さらなる発展が期待されている「スマートグリーンエネルギーサイエンスシティ」計画の中心に位置しており、近隣ではコンベンションセンターや研究所の開発が進められています。
2. 建物設計・デザイン
(1)「Gateway Park Tainan」をテーマにした、台南らしさあふれるデザインのアウトレットモール
「台南の玄関口」をレンガ壁を使用して表現した施設エントランス、ガジュマルの木を象徴的に取り入れた約20mのガジュマルタワー、光や緑のあふれる内装空間など、台南らしさあふれるデザインのアウトレットモールを実現しました。
当社の台湾における商業施設として初めて、全天候対応型の全館エンクローズドモール設計を採用。台湾南部の熱帯気候にも対応し、年間を通して快適にお買い物をお楽しみいただけます。
エントランス イメージパース
ガジュマルタワー イメージパース
中央広場 イメージパース
飲食ゾーン イメージパース
(2) 環境に配慮した設計採用
- 環境に配慮した設計を採用し、台湾での建築物環境性能評価認定制度「緑建築(※)」でシルバー級を取得予定です。
- 「緑建築」では、緑化、保水、省エネ、廃棄物、CO2削減、室内環境、水資源、汚水、生物多様性の9項目の環境性能評価により建築物を格付けします。
- 建物屋上と平面駐車場に合計約2メガワットの太陽光を設置します。
3. 店舗構成
(1)インターナショナル・日系も含む幅広いブランドを取りそろえた本格的アウトレットモール
台南エリア初出店ブランド12店舗、日系ブランド25店舗を含む約150店舗が集積
インターナショナルブランドゾーン
台湾南部初出店となる「Abercrombie & Fitch」「HOLLISTER」や、「ALLSAINTS」「COACH」「GAP」「POLO RALPH LAUREN」等の人気インターナショナルブランドが多数出店。
スポーツ・アウトドアブランドゾーン
「adidas」「new balance」「Nike」「PUMA」「UNDER ARMOUR」や、「THE NORTH FACE」「Timberland」等の人気スポーツ・アウトドアブランドが勢ぞろい。
日系ブランドゾーン
台南エリア初出店となる「BEAMS」「UNITED ARROWS」「URBAN RESEARCH」を含む、台湾南部最大の 日系ブランドの集積が実現します。
(2)人気の日系店舗や台湾老舗店を取りそろえた飲食ゾーン、駅利用者の手土産ニーズにも対応した食物販ゾーン
台南エリア初出店ブランド22店舗、日系ブランド22店舗を含む、36店舗にのぼる豊富なレストラン・フードコート・食物販ゾーンを展開します。
フードコート イメージパース
日系グルメ
台南エリア初出店となる「がってん寿司」「鶏三和」「beard papa’s」など日系ブランド23店舗が集結。
台湾南部最大の日系グルメゾーンを形成します。
台湾地元グルメ
台南の地元老舗レストランの新業態「ASHA」(台湾料理)、台湾南部嘉義県の行列店「林聰明沙鍋魚頭」(魚介煮込み料理)の商業施設初出店等、地元有名店も誘致。地元グルメが商業施設で手軽に楽しめます。
【ASHA】
地元台南で80年以上の歴史を誇る老舗レストラン「阿霞飯店」の新業態。長きに渡り受け継がれてきた伝統の味を、洗練された空間でカジュアルに楽しめる台湾料理店。
【林聡明沙鍋魚頭】
1953年創業。嘉義市の夜市の小さな屋台から始まり、代々その味を受け継いできた。2019年にはNETFLIXのアジアグルメドキュメンタリーにも登場、台湾を代表する地元グルメとして紹介された。連日長蛇の列ができる、地元でも愛される超人気店が商業施設初出店。
台食物販ゾーン
台湾の老舗菓子店「郭元益」、台南地元菓子店「府城市集」や、「GODIVA」「Whittard」等の有名食物販ブランド等も出店。新幹線「台南」駅利用者の手土産購入等のニーズにも対応します。
(3)親子で楽しめるエンターテインメント施設
台湾アミューズメント最大手「TOM’S WORLD」が当社施設に初出店。お子様づれのファミリーも一日中楽しめます。
TOM’S WORLD イメージパース
【三井不動産の海外戦略について】
当社グループは、グループ長期経営方針「VISION 2025」にて「グローバルカンパニーへの進化」を掲げており、海外事業の飛躍的な成長を目指しています。これまでに、アメリカ・イギリスの欧米諸国に加え、アジア諸国・地域での事業を展開しています。商業施設事業は、クアラルンプールおよび台湾諸都市においてアウトレット事業を、また、上海、クアラルンプール、台湾諸都市においてららぽーと事業を推進しています。さらに、シンガポール、タイ、中国、アジア諸都市では住宅事業、台北ではホテル事業、バンコク近郊では物流施設事業、インド・バンガロールではオフィス事業を推進しており、拡大する消費を積極的に取り込み、現地に貢献しながら、早期に利益を拡大すべく、成長著しいアジアでの事業を積極的に推進しています。今後も更なる事業の拡大を目指しています。
物件概要
所在地 | 台湾 台南市帰仁(キニン)区帰仁大道100号 | ||
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交通アクセス | 台湾縦貫高速道路インターから1.5km(車で約4分) 新幹線「台南」駅、在来線沙崙線「沙崙」駅近接 |
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事業主体・運営管理 | 三南奥特莱斯股份有限公司 | ||
事業形態 | アウトレットモール | ||
敷地面積 | 約59,000m2 | ||
第1期 | 第2期 | 合計 | |
延床面積 | 約64,000m2 | 約18,000m2 | 約81,000m2 |
店舗面積 | 約34,000m2 | 約10,000m2 | 約45,000m2 |
構造・建物規模 | RC造地上4階建 | RC造地上4階建 | |
開業 | 2022年2月25日 | 2025年(予定) | |
店舗数 | 約190店舗 | 約60店舗 | 約250店舗 |
建物環境デザイン | ノンスケール株式会社 | ||
ランドスケープデザイン | 有限会社アースケイプ | ||
設計 | 原大聯合建築師事務所 | ||
施工 | 瑞助營造股份有限公司 |
位置図
■広域図
■中域図
三井不動産の台湾での事業について
2016年に設立した現地法人(台湾三井不動産股份有限公司)を投資拠点として、台湾各地で商業施設事業、ホテル事業、および住宅事業の計11事業を推進しています。また物流施設、複合施設事業などの展開を目指し、今後も更なる事業の拡大をはかります。
主要用途 | 所在エリア | 物件名 | オープン・竣工 | |
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アウトレットパーク | 新北市林口区 | 三井アウトレットパーク 台湾林口 | 1期 2期 |
2016年1月 2024年(予定) |
台中市 | 三井アウトレットパーク 台中港 | 1期 2期 |
2018年12月 2021年12月 |
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台南市帰仁区 | 三井アウトレットパーク 台南 | 1期 2期 |
2022年(予定) 2025年(予定) |
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リージョナル型 ショッピングセンター |
台中市東区 | (仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台中 | 2022年(予定) | |
台北市南港区 | (仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港 | 2023年(予定) | ||
ホテル | 台北市大安区 | MGH Mitsui Garden Hotel 台北忠孝 | 2020年8月 | |
台北市中正区 | (仮称)中山忠孝ホテル | 2022年(予定) | ||
台北市松山区 | (仮称)敦化北路ホテル | 2024年(予定) | ||
住宅 | 新北市三重区 | 三松M PARK | 2021年11月 | |
台南市安平区 | UNi PARK | 2025年(予定) | ||
新北市板橋区 | 三松Jade Park | 2026年(予定) | ||
新北市中和区 | (仮称)中和板南路プロジェクト | 2027年(予定) |
三井不動産が海外で展開する商業施設(2022年1月現在)
国/地域 | 物件名 | 開業年 | 店鋪数(約) | 店鋪面積(約) |
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中国 | 三井ショッピングパーク ららぽーと 上海金橋 |
2021年 | 180店鋪 | 55,000m2 |
三井ショッピングパーク ららステーション上海蓮花路 |
2021年 | 90店鋪 | 16,500m2 | |
台湾 | 三井アウトレットパーク 台湾林口 | 【1期】2016年 | 220店鋪 | 45,000m2 |
【2期】2024年 (予定) |
90店鋪 | 26,900m2 | ||
三井アウトレットパーク 台中港 | 【1期】2018年 | 170店鋪 | 35,000m2 | |
【2期】2021年 | 50店鋪 | 8,000m2 | ||
三井アウトレットパーク 台南 | 【1期】2022年 | 190店鋪 | 34,000m2 | |
【2期】2025年 (予定) |
60店鋪 | 10,000m2 | ||
(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台中 |
2022年(予定) | 270店鋪 | 68,000m2 | |
(仮称) 三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港 |
2023年(予定) | 250店鋪 | 70,000m2 | |
マレーシア | 三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港セパン |
【1期】2015年 | 130店鋪 | 24,000m2 |
【2期】2018年 | 70店鋪 | 9,800m2 | ||
【3期】2022年 (予定) |
5店鋪 | 7,000m2 | ||
三井ショッピングパーク ららぽーと ブキッ・ビンタン シティ センター |
2022年 | 400店鋪 | 82,600m2 | |
合計 | 9 物件 | 2,175店鋪 | 491,800m2 |
三井不動産グループのSDGsへの貢献について
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/esg_csr/
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。当社グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。また、2021年11月には「脱炭素社会の実現」、「ダイバーシティ&インクルージョン推進」に関し、下記の通りグループ指針を策定しました。今後も、当社グループは街づくりを通じた社会課題の解決に向けて取り組んでまいります。
【参考】
・「脱炭素社会実現に向けグループ行動計画を策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1124/
・「ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言および取り組み方針を策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1129_02/
*なお、本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における2つの目標に貢献しています。
目標7 | エネルギーをみんなに そしてクリーンに |
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目標11 | 住み続けられるまちづくりを |