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日本橋に蘇る江戸の涼を体感するイベント
「ECO EDO 日本橋 2012 〜心で結ぶ、日本の涼〜」
2012年7月6日(金)〜8月26日(日)日本橋地区で開催

平成24年6月15日 ECO EDO日本橋 実行委員会、名橋「日本橋」保存会、三井不動産株式会社

 ECO EDO日本橋 実行委員会および名橋「日本橋」保存会は、日本橋地区において、7月6日(金)から8月26日(日)まで「ゆかたと涼」をテーマとした夏の参加型イベント「ECO EDO日本橋 2012 〜心で結ぶ、日本の涼〜」を開催する運びとなりました。

 昨年から引き続き節電の意識が高まる中、電力の恩恵がなかった江戸時代の暮らしから学ぶことは多く、浴衣姿での夕涼みや打ち水、川遊びや桟敷から眺める花火大会など、大勢の人々が涼しい場所へ赴いて、楽しみながら涼をとる知恵や工夫を生活に取り入れていました。本イベントでは、江戸の中心・日本橋の街をあげて、江戸の暮らしや知恵をヒントに、浴衣姿等で楽しみながら参加できる各種イベントを行います。

 本イベントは環境省が推進する『チャレンジ25キャンペーン』の一環である『クールシェア』と連動して行われます。江戸時代から賑わいの中心地であり、現代まで続く老舗が数多く集まる日本橋地域の100店を越える店舗が、自宅のエアコンを消して浴衣姿で涼しい場所をシェアする 『クールシェア』に一丸となって取り組むことで、日本橋らしいエコを発信してまいります。

「ECO EDO 日本橋 2012 〜心で結ぶ、日本の涼〜」 主なイベントおよび連携イベント

  1. 日本橋の涼を訪ねる 「クールシェア日本橋 〜ゆかた・涼特典〜」(7月6日〜8月26日)
    老舗店舗を含む107店舗で、浴衣着用、もしくは団扇、扇子、日傘のいずれか一品を持参した方に、ワンドリンク無料や涼アイテムプレゼントなど限定サービスを提供します。
  2. 涼を呼ぶ江戸時代の知恵 「橋の日 打ち水大作戦」(8月4日)
    橋の日(8/4)にちなみ、「日本橋」上で「東京きものの女王」をはじめとする浴衣姿の女性らによる打ち水を実施。当日は、無料で浴衣の着付け・着直しが受けられる「ゆかたステーション」も設置し、日本橋を浴衣姿で散策いただけます。
  3. 川風を感じながら伝統の食事を堪能 「クールスポット両国広小路桟敷」(7月17日〜8月12日)
    1733年(享保18年)から隅田川で川開きが行われていた場所、両国広小路跡(両国橋西詰)にて、かつての両国桟敷を再現する「両国広小路桟敷」を期間限定でオープン。8月1日〜9日は老舗「玉ひで」、「人形町今半」も出店し、隅田川の涼風を感じながら江戸の味をご堪能いただけます。

(連携イベント)夏の風情、街にあふれるゆかた姿「七夕ゆかたまつり/ゆかたで歩こう 日本橋」(7月6日)
‘東京きものの女王’や浴衣姿の参加者が中央通りを歩きながら、「日本の夏の涼」を演出します。


橋の日 打ち水大作戦
(昨年の様子)

両国広小路桟敷
(昨年の様子)

七夕ゆかたまつり
(昨年の様子)
〜ECO EDO 日本橋とは〜
2008年8月、名橋「日本橋」保存会や地元団体、企業などが中心となりECO EDO 日本橋 実行委員会を設立。「人と人、人と自然のつながりを大切にしていた江戸の人々の共生の精神を今に伝え、日本橋ならではの新たなスタイルを創造し、発信するまちへ」としてECO EDO 日本橋 宣言を行いました。
ECO EDO 日本橋 宣言

江戸のまちに暮らす人々は、モノを大切に使い、
自然とも共生する知恵と技術で、循環型社会を実現していました。
持続可能な「平和」の時代を支えていたのは、
人と人とのつながりを重んじる心、
自分勝手なふるまいを慎み、自分も周りも気持ちよく暮らす生き方です。

雨の日、狭い路地ですれ違う時に傘を外側に傾ける「傘傾げ(かさかしげ)」もその一つ。
互いに濡れないようにという「思いやり」の気持ちと、
傘が破れないようにという「モノを大切に使う」気持ちがあります。

ECO EDO 日本橋とは、
そんな江戸のまちに息づいていた共生の精神をいまに伝え、
日本橋ならではの新たなスタイルを創造し、発信するまち。

人と人、人と自然のつながりを大切にする心で築いていく循環型社会。
新旧の知恵を生かしたまちづくりが、日本橋からはじまります。
〜名橋「日本橋」保存会とは〜
天下の名橋であり、五街道の起点である「日本橋」が高速道路によって覆われ、美観が損なわれてしまったのは1963年のこと。この「日本橋」を蘇らせ、少しでも良い状態で後世に伝えたいと、1968年に本会が発足しました。現在は「橋洗い」など様々なイベントを通して日本橋のPR活動を行っています。

〜『クールシェア』とは〜
クールシェアは、多摩美術大学(東京都世田谷区)デザイン学科堀内チームのゼミで、「東日本大震災後の状況に対して、デザイナーは何ができるか」という問いかけに対して生みだされ、今夏の省エネの施策のひとつとして環境省が取り上げることになりました。
環境省では、6月1日から9月30日まで地球温暖化対策の一環として「スーパークールビズ」を推進しています。その取り組みの中のひとつ『クールシェア』では、一人一台のエアコン使用をやめ、涼しい場所をみんなでシェアすることを呼びかけています。家族で一つの部屋で過ごしたり、図書館やカフェ等で涼むことで、夏を快適に乗り切るだけでなく、家族や地域の絆も深めることができます。
(参考URL:http://www.challenge25.go.jp/practice/coolbiz/coolbiz2012/)

 三井不動産株式会社は日本橋地域の活性化と、新たな魅力の創造を目的とする官民地元一体の活動「日本橋再生計画」を推進しています。その一環として本イベントに特別協賛いたします。

詳細はこちら(PDF:1.0MB)をご覧ください。