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『ミらい、ツくる、
イいこと話』
番組レポート

#01_01 土の奥の深い世界@東京ミッドタウン日比谷

この番組は、「西暦2800年の平和な地球に暮らす未来人が、21世紀へのタイムトリップツアーに参加する!?」という設定で、未来のためになる取り組みを個性豊かなゲストから学んでいくポッドキャスト番組です。ツアーガイド アスコ役は声優の大久保瑠美さんが務めます!

今回のストーリー

彼女にフラれたばかりの自然が大好きなミドリオ(CV:中島 ヨシキさん)。
傷心旅行も兼ねて、21世紀の自然を撮影し、時代を超えた緑の魅力を伝えることを目的に、 東京ミッドタウン日比谷のタイムトリップツアーに参加します。

ミドリオ(CV:中島 ヨシキさん)が日本に30人ほどしかいないと言われる、 土のスペシャリスト・土壌研究家の藤井 一至さんに取材します。 「土」の面白さを知りながら、「土不足」についても学びます。

(写真左から)メインパーソナリティ 大久保瑠美さん、11月ゲスト声優 中島ヨシキさん

こんなことを聞いてみました!

・土の研究家っていったい何をしている人?
・「土」にはどんな種類がある?
・実はとても重要な「土不足問題」とは?

トーク内容

ミドリオ:2023年って、いろいろな環境問題があるって聞いたんですけど、土についても、「土不足」といった問題ってあるんですか?

藤井:実はですね、2015年に、「国際土壌年」というイベントが開かれました。
その時に国連のFAO※の人たちが主張していたのは、「2050年までに世界の土が90%なくなる」っていうことですね!

ミドリオ・アスコ:えーっ?!

藤井:そうなんですよ!
だいたい5秒でサッカーコート1枚分の土がダメになって捨てられていくんだと言われていたんですね。

ミドリオ:捨てられる……。

藤井:僕、「(土がなくなるのは)そこまで早くないだろう」と思って、世界中の土の研究者たちも焦りまして調べると、ちょっと大袈裟に言ってたらしくて。

ミドリオ:!?

藤井:実際には、サッカーコートの1枚分がだいたい15秒でなくなるっていう。それでも十分早いんですけどね。
そのペースだと、だいたい1年間で岩手県ひとつ分くらいがなくなってしまう。
特に多いのは、土の中にある塩が溜まってしまって使えなくなって捨てられることです。

ミドリオ:土がなくなると、どんな影響がわれわれ人間には起きるんですか?

藤井:私たちが食べてる食糧の95%が土由来って言われてて 。

ミドリオ:あっ、そうなんですね 。

藤井:なので、けっこう土が大事なんですね。いま、世界人口はどんどん増えていくのに、 畑の面積ってずっと頭打ちになって15億ヘクタールくらいしかないんで、 そうするとですね、その畑が使えなくなっていくと……

※FAO(国際連合食糧農業機関):飢餓と闘うための国際的な取り組みを主導する国連の専門機関

トークはまだまだ続きます!続きが気になる方はこちらからお聴きください!