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三井不動産グループの環境への取り組み
業界初 当社グループ保有林の木材の自用サイクルを実現
『「スマートフローリングプロジェクト」で2012年度グッドデザイン賞 受賞 』

平成24年10月1日 三井不動産株式会社

 三井不動産グル—プは、「&EARTH〜人と地球がともに豊かになる社会をめざして」 をグループビジョンとし、さまざまな環境活動に積極的に取り組んでおり、その一環として、グループ会社が北海道各地に保有する合計約5,000haの森林を、『育て』、『つくり』、『いかす』活動を進めています。
 これまでにも保有林の間伐材を利用し、オフィス家具やノベルティを製作・活用してきましたが、最新の取り組みとして自社物件のフローリング材に活用する『スマートフローリングプロジェクト』を開始し、木材活用の幅を広げ、CO2排出量の削減、生物多様性の保全、国産材の活用による森林保護など一層の環境への貢献を目指します。


スマートフローリング スキーム図
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スマートフローリングプロジェクト

  • 自社グループ保有林の国産針葉樹(トドマツ)を自社物件のフローリング材に活用し、社会・ 環境への貢献を目指す新しい取り組みです。
  • このフローリング材の利用により、木材の使用部位が限定的な都市部のRC造建築物(マンション等)などで国産材の長期的な活用が可能になります。
  • このプロジェクトは、公益財団法人日本デザイン振興会主催の『2012年度グッドデザイン賞』を受賞しました。
  • 今後グループ会社が提供する分譲マンション・賃貸マンションや戸建住宅での採用を随時進めてまいります。なお、すでに「柏の葉キャンパスシティ148街区(千葉県柏市)」の賃貸   住宅(2014年竣工予定)への採用が決定しています。

自社保有林

グループ会社が北海道に保有する約5000ha(東京ドーム約1000個分以上)の森林で、SGEC認証(*)を取得し、計画的な植林、育成、伐採等による持続可能な森林経営を実施しています。

(*)SGEC認証とは:「『緑の循環』認証会議(SGEC)」により、「森林が持続可能な方法で適切に管理されていること」を評価・認証する制度


これまでの取り組み

  • 2008年より毎年、社員の環境教育のために現地での植林環境研修を実施しています。
  • 保有林の間伐材でオフィスの家具等(受付、会議室のテーブル、案内サイン)やノベルティ(間伐材ボールペン、マグネット)などを製作・活用しています。

  • 社員による森林研修の様子

    間伐材によるオフィス家具

    間伐材によるオフィス家具

    間伐材によるノベルティグッズ
  • 森林や間伐材活用の大切さをわかりやすく伝え、社会全体で環境への意識向上を図るイベントを実施しています。本年8月4、5日には『&EARTH DAY〜みんなで人と地球について考える2日間』を『ららぽーと柏の葉』(千葉県柏市)で開催しました。

  • 『&EARTH MELODY』
    (間伐材で木琴を制作し、演奏するワークショップ)

    『&EARTH教室』
    (紙芝居を通じて森林保全等環境の大切さを学ぶワークショップ)

 当社グループでは、今後も、『地球の優しさと人への優しさの双方の実現』、『コミュニティとの連携・協力』、『未来につながるスマートシティの展開』を通じ、人と地球がともに豊かになる社会を目指してまいります。

 三井不動産グループでは、グループロゴである「 &(アンド)」マークに象徴される「共生・共存」、「多様な価値観の連繋」の理念のもと、グループビジョンに「 &EARTH (アンド・アース)」を掲げ、当社グループのまちづくりが常に地球とともにあることを認識し、人と地球がともに豊かになる社会をめざしています。

* 「 &(アンド)」マークの理念とは、これまでの社会の中で対立的に考えられ、とらえられてきた「都市と自然」「経済と文化」「働くことと学ぶこと」といった概念を、「あれかこれか」という「or」の形ではなく、「あれもこれも」という形で共生・共存させ、価値観の相克を乗り越えて新たな価値観を創出していくもので、平成3年4月に制定されました。