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テック系スタートアップが柏の葉スマートシティに集結
「第13回 アジア・アントレプレナーシップ・アワード2024」
6月4日より、国内スタートアップの一般公募を開始
2024年11月20、21日に5年ぶりに柏の葉スマートシティでリアル開催が決定

2024年6月4日
アジア・アントレプレナーシップ・アワード運営委員会

本リリースのポイント

  • 6月4日より、「第13回アジア・アントレプレナーシップ・アワード2024」の一般公募を開始
  • 募集するスタートアップの対象分野は「ライフサイエンス / ヘルスケア」「環境 / エネルギー」「モビリティ」 に加え、今年度は新たに「顧客向けスマートシティ・ソリューション」も追加
  • AEAセミファイナル・ファイナルが5年ぶりに柏の葉スマートシティでリアル開催

アジアを代表するテック系スタートアップのためのイノベーション・アワード「アジア・アントレプレナーシップ・アワード(以下:AEA)」を開催するAEA運営委員会は、6月4日より、国内スタートアップの一般公募を開始したことをお知らせいたします。イノベーティブなソリューションを持つアーリー期のテック系スタートアップで、柏の葉スマートシティと繋がりの深い「ライフサイエンス / ヘルスケア」「環境 / エネルギー」「モビリティ」 と今年新たに加わった「顧客向けスマートシティ・ソリューション」領域の企業が対象となります。

AEAは、成長著しいアジア全体から若き起業家を呼び込み、大手民間企業からスタートアップ支援者まで「公・民・学」が一体となったアジアのイノベーション創造におけるエコシステム構築を目指したイノベーション・アワードです。2012年から毎年開催し、これまでに16の国と地域から295社のスタートアップが参加。国内外の複数企業のエグジットや協業の実績があり、国内では株式会社イーディーピー、株式会社サイフューズが東京証券取引所グロース市場へ上場を果たしているほか、株式会社アクセルスペースが累計エクイティ調達額143億円に達するなど、国内外の出場企業の多くがAEA参加後も成長を加速しています。

今回募集を開始する一般公募に加え、アジア各地のインキュベーター、アクセラレーター、大学のスタートアップ支援機関などからノミネートされた確かな技術力を持ったスタートアップが集まり、社会課題解決に繋がるビジネスプレゼンを競い合います。日本を含むアジア各国から選ばれたスタートアップの中から、厳しい審査を勝ち抜いた15社がセミファイナリスト、更に6社がファイナリストとして選考され、グランプリを目指します。書類選考を通過しセミファイナルへ進出した企業は、投資家目線および市場投入に向けたメンタリングを受けられるほか、アジアのスタートアップの有力者や、VC、CVC、日本の大企業とのネットワーク構築機会も得ることができます。

AEA公式サイト:https://aea.events/j/


AEA2019開催の様子

■ AEA一般公募について

AEAでは、世界を視野に入れた国内スタートアップの参加数を増加させ、その事業成長を支援するとともに、日本の新たな産業創出と社会課題の解決へ貢献していくことを目指しています。 革新的な技術でグローバル市場へ挑戦し、世の中を変えるビジョンを持つスタートアップの皆様からの積極的なご応募をお待ちしております。

応募受付開始 2024年6月4日(火)
応募締め切り 2024年8月19日(月)
応募受付ページ https://bit.ly/4dSOAIF

応募要件についてはAEA公式サイト応募受付ページをご確認ください。

■ AEA各賞の内容

【アジア・アントレプレナーシップ・アワード】

  • 優勝:300万円
  • 準優勝:100万円
  • 第3位:50万円

【柏の葉賞】

  • 賞金200万円

■ AEA出場によって得られるメリット

セミファイナリスト、ファイナリストに選ばれたスタートアップは、実証実験の場をはじめ事業成長のための環境が揃っている柏の葉スマートシティでのプログラムなどを通じて、事業化へのステップアップを実感いただけます。

【具体的な内容】

  • 最終プレゼンへ向けての投資家目線、市場投入へ向けたメンタリングを通し、ビジネスプランのブラッシュアップ
  • 審査員であるスタートアップ事業支援のスペシャリストと、ライブで質疑応答の機会
  • 日本市場への適用や効果検証をスムーズかつスピーディーに実施可能な柏の葉で、実証実験のサポートを提供
  • アジア、日本のVC、CVC、大企業と出会うきっかけ、出資の可能性
  • アジアを含めた海外進出への足がかり
  • 日本へのマーケットインを想定し、事業化に向けた市況や経営メソッドの共有を行う<柏の葉のスタートアップ・コミュニティ、Startup CxO Meeting 柏の葉 (https://note.com/kwh_startups/)>への参加の機会(参加条件あり)

■ AEA2024 開催概要

日程 2024年11月20日(水)セミファイナル、21日(木)ファイナル
開催形式 現地開催(柏の葉スマートシティ)
公用語 英語
公式HP https://aea.events/j/ (日本語)
https://aea.events/e/(英語)
スポンサーシッププログラムへのお問合せ info@aea.events
主催 アジア・アントレプレナーシップ・アワード運営委員会
共催 国立大学法人東京大学産学協創推進本部、三井不動産株式会社
一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ
一般社団法人日本ベンチャー学会、柏市

※特別協賛、後援、当日のプログラム詳細については決定次第AEA公式HPでご案内いたします。

■過去のAEAセミファイナリスト・ファイナリスト企業の実績

実績例

IPO
  • 株式会社イーディーピー(AEA2013、日本):ダイヤモンドを様々な分野で利用するため、最も理想的な特性が発揮できる単結晶を供給
  • 株式会社サイフューズ(AEA2015、日本):バイオ3Dプリンティング技術をもとに「3D細胞製品」を実用化
  • Gauss Lasers Technology (AEA2013、中国):超短パルスファイバーレーザーの開発
M&A
  • Learn Ever (AEA2012、日本):ソーシャルラーニングプラットフォームの開発
  • ジーンフロンティア株式会社(AEA2013、日本): バイオ技術を応用したタンパク質・抗体関連製品・サービスの提供、 抗体医薬開発および次世代バイオ医薬開発
  • Retention.ai(AEA2015、インド):アプリユーザー獲得のためのリテンションソリューション
  • Shanghai Benqumark Network Tech. (AEA2016、中国):顔認証および画像編集ソリューション
  • 株式会社A-Traction(AEA2018、日本):臨床現場で生まれたニーズを基に腹腔鏡手術支援ロボットの開発
資金調達額
  • Terra Motors株式会社(AEA2013、日本):シリーズCラウンドで総額40億円
  • 株式会社アクセルスペース(AEA2013、日本):シリーズDラウンド、約62.4億円(累計のエクイティ調達額は約143億円)

過去のPoB / 共創実績(50音、アルファベット順)

  • エクセルギー・パワー・システムズ株式会社(2019、日本):新型の蓄電池を活用した電力供給の実証実験
  • ゲノムクリニック(AEA2017、日本):乳がん・卵巣がん遺伝子リスク判定ソリューション 三井不動産が運営する KOIL内にゲノムセンターを開設(参考:https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2019/0425/
  • ヒラソル・エナジー株式会社(AEA2018、日本):I太陽光発電設備を保守管理するIoTプラットフォーム。柏の葉エリアの太陽光パネル2,800枚に対して保守管理の運用開始、その後、三井不動産CVCより出資(紹介記事:https://www.31ventures.jp/news/20210831_column/781/
  • Eden Agritech(2020、タイ):食品保護の透明可食フィルム、GREENCOLLA社内との協業
  • LifeformAI / (AEA2021、オーストラリア):株式会社東京ドームスポーツとAIセンシング技術によるトレーニングシステムの実証実験 (紹介記事:https://aea.events/j/interview/lifeformai/
  • Onesight Technology(AEA2020、中国):BIMなどを活用したソリューション、日本ゼネコン各社との協業を協議
  • ViSENZE(AEA2017、シンガポール):三井不動産のベンチャー共創事業「31VENTURES」より出資、三井不動産のオンラインストアとの連携
  • 株式会社Yanekara(AEA2023、日本):三井不動産と共に柏の葉エリアにおいてカーシェアリングサービス用電気自動車を利用した実証実験を開始

■ AEA開催地「柏の葉スマートシティ」について

AEAの舞台となる柏の葉エリアは、課題解決型の街づくりモデルを具現化する「柏の葉スマートシティ」として、「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3つのテーマで街づくりを推進してきました。柏の葉スマートシティでは2019年から、街全体を実証プロジェクトのプラットフォームとし、新産業創造を加速させる「イノベーションフィールド柏の葉」が始動しており、様々な企業や団体が実証実験プロジェクトを実施しています。これまでAEAに出場した企業も、柏の葉スマートシティでの実証から導入、さらには出資までつながった事例もあります。AEA出場企業に対しては日本進出のファーストステップを、日本企業向けにはスタートアップとの協業における柏の葉の実証フィールドの活用を支援いたします。

■ AEA運営委員会構成メンバー

<国立大学法人東京大学産学協創推進本部>https://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/

東京大学産学協創推進本部は、東京大学のオリジナルな研究成果を活用し、インパクトの高いイノベーションを実現すべく、知的財産の権利化、管理・活用、起業・事業化に係る支援を行っています。具体的には、研究者・学生向けの起業相談、ベンチャー企業向けのインキュベーション施設の運営・管理事業、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社や株式会社東京大学エッジキャピタルを通した大学発ベンチャー企業への資金提供などを行っています。また、「東京大学アントレプレナープラザ」「東京大学アントレプレナーラボ」などのインキュベーション施設の運営を手掛け、更には「東京大学アントレプレナー道場」「EDGE-NEXT」「本郷テックガレージ」「FoundX」などのアントレプレナー育成教育プログラムを運営しています。本アワードを通じて、グローバルな視点に立ってさらなる起業文化・アントレプレナーシップの醸成を進めてまいります。

<三井不動産株式会社>柏の葉スマートシティ https://www.kashiwanoha-smartcity.com/

三井不動産は、不動産デベロッパーの枠を超えた「産業デベロッパー」という「プラットフォーマー」としての姿を進化させ、社会のイノベーション・付加価値の創出に貢献することを目指しています。千葉県柏市の柏の葉キャンパス駅周辺エリアにおいては、「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3つのテーマのもと、柏の葉スマートシティ事業を進めています。また、ベンチャー共創事業「31VENTURES」を中心に、三井不動産の持つ幅広い商圏と多岐にわたる事業領域を生かして、街全体で多世代・多分野・多国籍の人々がつながる新たな産業創造を目指しています。三井不動産および柏の葉スマートシティでは、2012年の立ち上げ時からAEAを支援しており、柏の葉エリアを舞台にアジアのスタートアップや大手企業・起業支援者が集まるイノベーション創造のエコシステム構築を進めてまいります。

<一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ>https://tepweb.jp/

TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)は、つくばエクスプレス沿線を中心に技術をコアとするディープテック・スタートアップの支援を行う組織で、地域の大学・研究機関、行政、民間企業、個人支援者が連携して、持続可能なスタートアップ支援のエコシステム構築を推進しています。スタートアップが自国・地域内に留まらず、アジアや世界に視野を広げる機会として本アワードを立ち上げ、これまで継続開催しており、日本をはじめアジアのスタートアップ育成環境の醸成を目指します。

<一般社団法人日本ベンチャー学会>https://www.venture-ac.ne.jp/

日本ベンチャー学会は、新産業創出にむけて、ベンチャー企業および一般企業における企業活動などについて理論・実証・実践に関する研修を行うとともに、産学協同の推進および企業家活動の支援に寄与することを目的とします。単なる研究者だけの集まりではなく、大手企業、ベンチャー企業、行政関係者など多様な人々のネットワークを形成しながら、「思考する学会」であると同時に「行動する学会」としての機能を高め、イノベーションの創出を担う企業家活動やベンチャーに関わる社会的なプラットフォームとなることを目指しております。

<柏市>https://www.city.kashiwa.lg.jp/index.html

柏市は、「つどう(企業集積)・つながる(交流機会)・つくりだす(イノベーション)」をコンセプトに、総合的なスタートアップ支援を実施しております。
柏市は令和5年度からAEAに共催として参画しておりますが,今回は5年ぶりのリアル開催であり,多くのスタートアップや関係機関の皆様に実際に柏市へお越しいただける機会となっております。柏市を「つどう」「つながる」場として盛り上げられるよう,「つどった」「つながった」スタートアップの方々が「つくりだす」ためのご支援もさせていただきます。 柏市には,柏の葉地域を中心に,研究機関・学術機関・インキュベーション施設が集積しています。これらの地域特性を活かし,市内に集積するスタートアップの方々が活躍できるよう支援を推進しております。

■三井不動産グループのサステナビリティについて

三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。

【参考】
・「グループ長期経営方針策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
・「グループマテリアリティ」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/

*なお、本リリースの取り組みはSDGs(持続可能な開発目標)における5つの目標に貢献しています。