ESG Report
価値創造の成果
SDGs達成への貢献
三井不動産グループが北海道の31市町村で保有する森は、約5,000ha(東京ドーム約1,063個分※)に及びます。 その6割強はトドマツなどの人工林で、計画的な植林と適切な管理・育成を行っています。また、その森の間伐材や主伐材を建築資材や什器などに使用することで、森の更新を図り、“終わらない森”をつくっています。
なお、残りの4割弱はミズナラなどの天然林で、こちらは最低限の管理にとどめ、自然のままに保全しています。
※東京ドーム約4.7haで計算。
三井不動産および保有林の育成・管理を行っている港エステート㈱は、北海道下川町と、2017年7月に「終わらない森づくり」を基軸とした持続可能な地域社会創造に係る包括連携に関する協定を締結しました。
東京都水道局では、将来にわたって多摩川上流の水源を守るため「みんなでつくる水源の森実施計画」を策定しています。また、都民や企業など、さまざまな方とともに森づくりを行うことで、水源地保全の重要性についての理解促進を図っています。
三井不動産は、この事業の主旨に賛同し、2017年6月に「東京水道~企業の森(ネーミングライツ)」の協定を締結し、東京都水道局と協働して、グループ社員による森林保全作業体験などを通じ、水源の森の保全活動を行っています。
2017年より「三井不動産 &EARTH FOREST TOKYO」(山梨県甲州市)において、三井不動産社員による森林保全作業体験を実施しています。2019年は、現地の森林保全活動として「下刈り」を行った他、奥多摩の地域の文化・自然に触れながら、水道水源林保全の重要性を学ぶ研修を実施しました。